送 信 塔 見て歩き
熊本県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


芦北テレビ・FM中継局  2014年12月撮影

芦北中継局は、熊本県の南部、葦北郡芦北町の花岡山にあります。NHK−FM中継局が併設されています。
2009年5月にデジタル化されました。


遠景です。

 


全景です。デジタル中継局は全社共用で新築されたようです。アナログ中継局(現NHK−FM中継局)に隣接しています。


かつてのアナログ中継局の説明です。

中継局はNHKが1965年12月開局で、民放はRKKが1966年3月、TKUが1973年1月、KKTが1984年9月、
KABが1990年11月にそれぞれ開局しています。
局舎は、NHKとRKKはそれぞれ単独、他の民放はTKU局舎に同居です。また、送信鉄塔はNHKとRKKが共用。
TKU・KKT・KABの3社が共用です。

NHKとRKKは1960年代の開局と云うことでVHF送信です。
送信アンテナの形式はNHK2波とRKKは個別にST1段、TKUとKKTは共用の4L1段3面+1.8mグリッドパラボラです。
KABは単独で4L1段3面です。

TKUとKKT共用の1.8mグリッドパラボラは、サービスエリアへの送信と云うよりも、TKU湯浦中継局への伝送のための
ようです。(過去にはKKTも湯浦中継局の親局が当中継局をだったようで、今もこのパラボラに通電しているようです。)

受信は、NHK−Gが8素子八木、NHK−Eが8素子八木2列、RKKが10素子八木で水俣中継局受け、TKUが
2mパラボラで鶴掛山固定局回線受け、KKTが3mグリッドパラボラで基幹局受け、KABが3mグリッドパラボラで
水俣局受けでした。なぜかTKUとKKTが別々ルートです。
訪問時点で、アナログ設備は撤去済みのため受信アンテナの設置状況が確認できません。

また、NHK−FMは1984年11月開局です。送信アンテナはテレビ兼用鉄塔に円盤形が2段です。
5素子八木で水俣局を受けています。


それでは、画像で紹介します。最初はデジタル中継局です。

鉄塔を角度を変えて2枚。

 

送信アンテナです。

 


局舎です。

表札です。

 


別棟の設備です。

 


送信鉄塔の隣のオフセットパラボラです。こちらはNHKの湯浦中継局放送波受けです。
送信鉄塔のグリッドパラボラは、民放4社の水俣中継局放送波受けです。

一部の社ではアナログとデジタルで、中継ルートが異なっています。

 


GPSは2つあるようです。

 

アナログ中継局跡です。NHKの隣にあったのはRKKでしょうか。

 


続いて、FM中継局です。

全景と送信アンテナの拡大です。

 


局舎はアナログからの継続です。

表札はテレビのままです。

 


送信アンテナです。たま〜〜に見掛ける円盤形です。

鉄塔上部にはSTが3段があったものと思われます。

 


FMの銘板があります。テレビのものもあったのでしょうか。

受信アンテナです。

 

中継局への道です。

 


杭もあります。

 

風景です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 RKK TKU KKT KAB
チャンネル 8ch 12ch 10ch 61ch 59ch 45ch
出力 1W 1W 1W 3W 3W 3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM  81.5MHz  1W

FM熊本は中継局を設置していません


デジタル NHK総合 NHK教育 RKK TKU KKT KAB
チャンネル 19ch 13ch 18ch 14ch 17ch 15ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

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