送 信 塔 見て歩き
長崎県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


雲仙テレビ中継局  2017年12月撮影

雲仙テレビ中継局は、雲仙市小浜町雲仙の絹笠山にあります。旧小浜町をサービスエリアとする中継局です。

最初にアナログ中継局の説明です。

当中継局は、NHKなどの老舗3社の4局は1973年8月に開局し、NCCは1990年8月、NIBは1993年6月の開局です。
温泉地がサービスエリアに含まれているためか、早めの開局となっています。

局舎は、老舗3社が共用、平成新局2社は別々の3グループに分かれています。また、送信鉄塔は全社共用です。
送信アンテナは、2L1段1面で、開局順に上から老舗3社4波共用、NCC、NIBの順で3セット取り付けられています。
受信は、NHKは2波共用3mグリッドパラボラにて諫早中継局受け、NBCは8素子八木2列にて稲佐山受け、
KTN・NCC・NIBの3社は1.8mグリッドパラボラにて稲佐山受けです。(全社送信点での受信です。) 

画像を見る限り、アナログ設備はすべて撤去済みのようです。 2009年6月にデジタル化されました。

それでは、画像で紹介します。



ふもとから見た絹笠山です。

 


全景です。

送信アンテナの拡大です。

デジタル化に際しては、老舗3社は局舎を新築し引き続き3社で共用しています。
一方、平成新局2社は、比較的新しいNCCアナログ局舎を2社共用としてデジタル化したようです。
また、送信鉄塔はアナログ時代からの継続と思われます。

送信アンテナは、真ん中が空いている形で2段になっています。上が老舗3社4局共用、下が平成新局2社共用です。

 


局舎が2棟あります。

 

老舗局の局舎と表札です。

 


平成新局の局舎です。

表札はアナログ時代のNIBのままです。(NCCの表示がありません)

平成新局2社のデジタル局舎ですが、資料では、NCC局舎をデジタル化したことになっており、この画像を見たときは????でした。
状況から見てデジタル化されたのはNIB局舎です。 

 


NHKの受信パラボラです。

NHKは独立鉄塔の2mプレートパラボラ(2波共用)にて諫早固定局TTL受けです。

 


送信鉄塔のグリッドパラボラです。

局舎脇にあるグリッドパラボラです。

民放側は、パラボラのサイズ(1.8mグリッドパラボラ)と親局(稲佐山)が同じなので、どれがどれかは、はっきりしませんが
独断と偏見で、送信鉄塔のものがNBC・KTN共用、局舎近くの地面からのものがNCC・NIB共用と推測します。

民放の受信アンテナが2基に分かれているのは局舎が別々だからと思われます。

 


離れた場所にあるグリッドパラボラです。
NBCの予備アンテナだと思われます。なぜなのかは謎です。(受信が不安定なのでしょうか。)

 


八木アンテナがあります。向きから見て稲佐山をモニターしているのでしょうか。

GPSです。

 


こちらは、アナログ局舎跡と思われます。

借用標識があります。

 


最後に風景画像をどうぞ。


東側の雲仙温泉、普賢岳方向です。

 


西側の小浜市街地・橘湾方向です。 合成

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 NBC KTN NCC NIB
チャンネル 53ch 43ch 55ch 57ch 33ch 29ch
出力 各局とも 0.5W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 NBC KTN NCC NIB
チャンネル 50ch 36ch 41ch 47ch 49ch 28ch
リモコン
出力 各局とも 0.05W

Copyright ©2018 mitearuki.  All rights reserved.