送 信 塔 見て歩き
長崎県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


長崎西山テレビ中継局  2015年7月撮影

長崎西山中継局は、長崎市伊良林3丁目にあります。風頭山中腹になるようです。2010年1月にデジタル化されました。

それでは、最初にアナログ中継局の説明です。
当中継局は、NHKとNBCが1967年1月、KTNが1970年5月、NCCが1990年10月、NIBが1992年4月にそれぞれ開局しています。
局舎は、NHK・NBC・KTNがそれぞれ単独、NCCとNIBは共用です。
送信鉄塔は、NHK・NCC・NIBの3社(4局)が共用、NBCとKTNは、それぞれ単独設置です。
送信アンテナは、すべて4L1段2面+2L1段1面の構成です。NHK鉄塔では、上がNHK2波、下が民放2社共用です。
受信アンテナは、NHK2波とNBCはそれぞれ8素子八木、KTNは2.4mグリッドパラボラ、NCCとNIBは共用の1.8mグリッドパラボラです。
親局は、すべて稲佐山です。アナログ中継局の名称は、NHKのみ頭に長崎が付き、民放各社は単に西山です。
デジタルでは、全社「長崎西山」としているようです。

現時点でNBCとKTNでは、送信アンテナは取り外されているものの、アナログ中継局の形は残っています。

それでは、画像で紹介します。


匿名希望様によりますと、実際に中継局がある場所は、風頭山中腹から谷を挟んだ東側の丘とのことです。
(住宅造成等で地形が変わった可能性もありそうです。)


はじめは、デジタル中継局です。

デジタル中継局は全社共用に集約され、NHK中継局鉄塔付近に局舎が新築されました。
送信鉄塔はNHKアナログのものを継続利用です。

送信鉄塔を角度を変えて2枚。アナログアンテナは取り外されています。中間部にオフセットパラボラがあります。

 

送信アンテナを角度を変えて3枚。

 


局舎です。

表札です。

 

鉄塔のオフセットパラボラです。資料によるとNHK・NBC・KTN共用の稲佐山放送波受けです。

 


GPSです。

銘板はアナログ時代のものがそのままです。

 

局舎横にグリッドパラボラがあります。このパラボラ、NCC・NIB共用のアナログ受信用をそのままデジタル受信に転用したと思われます。

 


パラボラの向こうに稲佐山(?)が見えます。

 


敷地の様子です。空いている場所にNHKとNCC・NIB共用のアナログ局舎が有ったものと思われます。撤去済みのようです。

 

当中継局は、送受信チャンネルが同一ですので、SFNの技術を利用していると思われます。


続いては、旧アナログ中継局です。まずはNBCです。


鉄塔です。八木アンテナが残っています。

局舎です。

扉のロゴです。

 

続いてKTNです。進入路からは、一番奥になるそうです。

鉄塔です。

局舎です。

ロゴです。

 

 
風景です。 合成

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 NBC KTN NCC NIB
チャンネル 48ch 50ch 62ch 60ch 32ch 30ch
出力 各局とも 3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 NBC KTN NCC NIB
チャンネル 15ch 13ch 14ch 20ch 19ch 18ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

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