送 信 塔 見て歩き
長崎県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


三井楽テレビ中継局  2021年12月撮影

三井楽(みいらく)中継局は、五島列島・福江島の北西部、三井楽半島の付け根の高台に設置されています。
長崎県最西端の中継局です。(国土地理院の地図には、電波塔マークはありますが、山の名前がありません。
ネット上を検索すると「脇山」と呼ばれているようです。北東に約500m離れた場所にある二等三角点の名称は「横山」です。)

まずは、かつてのアナログ中継局の説明です。
当中継局の開局は、NHKが1973年3月、NBCとKTNが同時に1981年1月、NCCが1991年1月、NIBが1997年1月です。 

開局時期はバラバラですが、全社共用の中継局です。
送信アンテナは、老舗局と平成新局の2つに分かれています。形式はどちらも6L1段2面です。(老舗局が上段です。)

受信はNHKは送信点で、Gは4mグリッドパラボラにて久賀中継局受け、Eは8素子八木にて福江中継局受け、民放各社は、
全社とも約40m離れた地点で、NBCは12素子八木、KTNは1.8mグリッドパラボラ、NCCとNIBは2社共用1.8mグリッドパラボラにて、
NHKを含め全社 福江中継局受けです。なお、NHK−Gは1983年3月に親局を変更しているようです。

2009年12月にデジタル化されました。(厳密にいうと、KTNの運用開始が他社より10日早いです。)


デジタル中継局は、アナログ隣接地に全社共用で新築されました。


「道の駅 遣唐使ふるさと館」前から見た遠景です。

 


中継局部分を拡大しました。


それでは、直接訪問の画像です。


全景を角度を変えて2枚。 左画像は、2枚合成です。

 


鉄塔基部です。
送信鉄塔を角度を変えて2枚。 鉄塔はアナログからの継続のようです。

 

送信アンテナを角度を変えて2枚。 6L1段2面が2セットです。 資料では、上段が老舗局3社4局共用、下段が平成新局2社共用になっています。
画像を見ると下段がローチャンネルのように見えますが、錯覚でしょうか。
 

 

局舎は新築です。 角度を変えて2枚。

 


表札です。

局舎の銘板です。

借地標です。 当中継局では、KTNが幹事社のようです。

 


GPSです。

引き込み部です。

 


送信鉄塔に銘板が3枚あります。

 


拡大しました。一番上は、NBCとKTNのアナログチャンネルです。

上段(3段のうちの真ん中)は、NHKのアナログチャンネルです。

 


境界の杭があります。


受信アンテナは、約50m離れた場所にあります。かつての民放アナログと同じ場所のようです。

こちらは、NHKのオフセットパラボラです。福江中継局を放送波受けです。 倍率を変えて2枚と鉄塔の銘板です。

 

こちらは、民放共用の平面アンテナです。2基設置されています。

NHKオフセットパラボラの両側に分かれて設置され、スペースダイバシティを組んでいます。福江中継局を放送波受けです。
親局は、比較的近距離ですが受信に難があるようです。
 


道のりです。


風景画像です。


 


 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK総合 NBC KTN NCC NIB
チャンネル 59ch 61ch 56ch 54ch 52ch 48ch
出力 各局とも 3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 NBC KTN NCC NIB
チャンネル 41ch 43ch 45ch 23ch 46ch 50ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

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