送 信 塔 見て歩き
長崎県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


印通寺テレビ中継局  2013年10月撮影

印通寺(いんどうじ)中継局は九州の北方、玄界灘に浮かぶ「壱岐島(いきのしま)」の南部、壱岐市石田町印通寺浦にあった
アナログテレビ中継局です。
中継局は、印通寺港の入口に浮かぶ小島と云う島の神社境内にあるそうです。この島は陸とは繋がっていないため、渡るには
舟が必要とのことで、今回は望遠撮影です。

当中継局は、デジタル化されずに廃局になりました。現時点ではアナログ設備がまだ残っているようです。
壱岐島には、アナログ中継局は7局ありましたが、デジタル化されたのは、本局とも云える郷ノ浦中継局のみで後の6局は廃局になりました。

ところで、印通寺港は壱岐島の南部にあり、九州本土に一番近いこともあり佐賀県唐津市と航路で結ばれ壱岐島の玄関口の一つになっています。


かつてのアナログ中継局の説明です。

当中継局は全社共用のミニサテ中継局です。今時珍しい木柱(10m高)に設備が取り付けられているようです。
送信アンテナは、全社共用の5素子リングアンテナ2段2面(垂直)、受信アンテナは、NHK2波とNBCが共用で16素子リングアンテナ2列1段、
KTN・NCC・NIBの3社共用で16素子リングアンテナ1列1段の2グループに分かれています。全局、郷ノ浦局受けです。
送信機器はNHKと民放は別々です。

中継局は、まず1978年6月にNHK2波とNBC、KTNが開局しています。NCCとNIBは1994年3月の開局です。この時、先発4局も機器を
更新しています。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 NBC KTN NCC NIB
チャンネル 52ch 48ch 54ch 46ch 58ch 40ch
出力 各局とも

0.1W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

印通寺中継局は、デジタル化されずに廃局になりました。


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