送 信 塔 見て歩き
長崎県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


佐世保日宇テレビ中継局  2014年9月撮影

佐世保日宇(ひう)中継局は、佐世保市白岳町の高台にあります。 (アナログ時代の民放局名は、単に「日宇」です。)
2010年11月にデジタル化されました。

まずは、アナログ中継局の説明です。
当中継局はNHKが1974年11月、NBCとKTNが1977年4月、NCCが1991年4月、NIBが1996年3月の開局です。
開局時期が大きく2つに分かれているため、中継局の設備も鉄塔以外は老舗組と平成新局組に分かれています。

送信アンテナは、NHK2波・NBC・KTNの4波が共用、NCCとNIBの2波が共用です。形式はどちらも、2L1段1面+2L2段1面です。

受信は全局、佐世保中継局受けです。アンテナ形式は、VHF組が8素子八木、UHF組が90CRです。(全チャンネル個別に受信。)

一方、デジタルでは、鉄塔はアナログのものを継続利用し、局舎は、アナログと同じ組み合わせでNHK・NBC・KTNは共同で新築し、
NCCとNIBは、まだ新しいのか継続利用のようです。また、NHKなどのアナログ局舎も、まだ残っています。

それでは、画像で紹介します。



ふもとから見た遠景です。

 


鉄塔を拡大しました。

 


鉄塔です。

送信アンテナです。

送信アンテナが2セットあります。NHKと民放で分かれているのか、チャンネルが離れているKTNとそれ以外共用のどちらかだと思われます。

 


受信アンテナ部です。

デジタル受信用オフセットパラボラです。

デジタル受信は全社共用で佐世保局を放送波受けのようです。

 


用途不明の八木アンテナがあります。後ろ向きのUHF八木2列です。


こちらの八木は、VHFタイプで佐世保局向きですが、
アナログ時代の受信アンテナとは形式が異なります。

考えられるのは、デジタル化に際して、オフセットパラボラ設置で
場所を空けるため3チャンネル分を集約したのかもしれません。

 


NHKなど老舗3社のアナログ局舎と表札です。残っていてラッキーです。

 


こちらは、老舗3社の共用デジタル局舎です。

 


表札です。補助金が出ているようです。

平成新局2社の局舎と表札です。アナログからの継続利用です。

 


鉄塔の銘板です。

GPSです。

 


中継局への案内板があります。

この階段を登っていきます。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 NBC KTN NCC NIB
チャンネル 46ch 50ch 52ch 48ch 61ch 59ch
出力

各局とも

3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 NBC KTN NCC NIB
チャンネル 42ch 40ch 44ch 33ch 49ch 47ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

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