送 信 塔 見て歩き
長崎県 ・ 中継局
直接訪問は、匿名希望様提供の画像です。


早岐テレビ中継局  2014年11月撮影(匿名希望様提供)、2023年6月(当方撮影の遠景)

早岐(はいき)中継局は、佐世保市の飯盛山にあります。2010年1月にデジタル化されました。

最初にアナログ中継局の説明です。
当中継局は老舗3社と平成新局2社の2グループに分かれて中継局が設置されています。
NHK・NBC・KTNは1978年3月に同時開局です。(1996年秋に設備を更新しています。)
一方、NCCは1991年3月、NIBは1992年5月の開局です。

送信アンテナは、どちらも共用の4L2段2面(垂直)です。

受信は、NHK−GとNBCは共用の8素子八木、NHK−Eは5素子八木、KTNは90CR、NCCとNIBは
共用の1.8mグリッドパラボラです。全局、佐世保中継局を受けています。

当中継局は、NHK−EとNIB以外の4チャンネルがアナアナ変更の対象でした。このうちNBCとKTNの
アナログチャンネルは、そのままNHK−EとKTNのデジタルチャンネルに再使用されています。
また、鉄塔は別ですが、アナログNHK−GのチャンネルもデジタルNCCのチャンネルになっています。

デジタル化に際しても、同じ放送局の組み合わせて中継局が設置されています。

アナログ・デジタルサイマル時代には鉄塔が3本あったようですが、NHKなどのアナログ鉄塔が撤去され現在は2本です。

それでは、画像で紹介します。


最初は、当方が2023年6月に撮影した遠景画像です。


こちらは、早岐瀬戸に架かる針尾橋上から見た遠景です。

 


上記画像から北へ進んだ道路脇からの撮影です。

 


さらに北に進んだ水門(?)付近からの撮影です。

 


山の全景です。

鉄塔の拡大です。

今回は、勤務先の社員旅行中、通りすがりor自由行動時間での撮影です。時間の関係で直接訪問はありません。
また、中継局付近を通るような行程が組まれていませんので、件数・画像は少ないです。
  


日付が遡りますが、ここからは匿名希望様提供の2014年11月撮影の直接訪問の画像です。


ふもとから見た遠景です。鉄塔は2本です。

 


拡大しました。
 


NHK・NBC・KTN中継局です。

鉄塔を角度を変えて2枚。

 

送信アンテナは2段のものが2セットあります。チャンネルから見てNHKと民放の2グループに分かれているようです。
上がハイチャンネルのNHKと思われます。

 

局舎を角度を変えて2枚。

 


表札です。

鉄塔の銘板です。

 


引き込み部です。

 


受信パラボラです。

GPSです。

 

こちらは、デジタル中継局か新築されました。コンクリートで埋められているところにアナログ中継局があったようです。

以前の様子がどうだったのかを知りたくてネット上を探索すると、載せているサイトがありました。
老舗3社のアナログ中継局は、支柱式の三角鉄塔です。アナアナ変更時には、突き出したアンテナで対応したようです。

平成新局側は、変更後のチャンネルが近いので、アンテナを追加せずに同じアンテナでアナアナ変更をしたものと思われます。
 


NCC・NIB中継局です。こちらの中継局は、アナログ時代からの設備をそのまま利用してデジタル化されたようです。

鉄塔です。

 

この送信アンテナは、アナログ時代から取り替えられることなく、ずっと使用されているような気がします。

 

局舎を3枚。

 


表札です。

局舎横に上向きのUHF八木アンテナがあります。

 


受信アンテナです。

GPSです。

 


銘板です。表示はアナログ時代のものと思われます。
 


現場には、工事用モノラックのレールがあったとのことです。(アナログ撤去工事は最近行われたのでしょうか。) 

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 NBC KTN NCC NIB
チャンネル 58ch 36ch 43ch 41ch 21ch 30ch
出力 各局とも 3W

アナアナ変更前のチャンネルは、NHK−Gが38ch、NBCが34ch、KTNが40ch、NCCが32chでした。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 NBC KTN NCC NIB
チャンネル 42ch 40ch 22ch 34ch 38ch 16ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

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