送 信 塔 見て歩き
長崎県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


阿翁テレビ中継局  2013年3月撮影

阿翁(あおう)中継局は、松浦市鷹島町阿翁浦免の白山姫神社境内にあります。阿翁浦漁港近くの高台です。2010年7月にデジタル化されました。
中継局のある鷹島は、以前は離島でしたが、2009年4月に日比水道を跨ぐ鷹島肥前大橋により佐賀県唐津市と結ばれました。

遠景です。

近づいての遠景です。

画像を見る限り、アナログ設備は残っていないようです。


かつてのアナログ中継局の説明です。

送信アンテナは、全社共用の8素子リングアンテナ1段4面、受信アンテナも全社共用の16素子リングアンテナ2列1段で松浦局受けでした。
機器は、鉄塔下部にNHKと民放のものが別々に付いていました。
中継局は、まず1977年12月にNHK2波とNBC、KTNが開局しています。1983年2月にNHK−GとNBCはチャンネル変更をしているようです。
さらに、1994年3月には、後発のNCCとNIBの開局に合わせて、機器・鉄塔を一新しています。この時なぜか、既存局は親局を変更しているようです。
なお、以前の親局は未確認です。

 

現在の様子です。

鉄塔の全景です。

送信アンテナです。変則的な4面です。

別角度から。

アナログの送信アンテナは撤去済みのようですが、受信アンテナは2列2段で残っているようです。しかし、上記での説明とは異なる状態です。親局の送信チャンネルが
アナアナ変更で大きく変わっていますので、その関係かもしれません。しかし、なぜ、受信アンテナが残っているのでしょうか。

 


もしかしたら、デジタル受信は、ローチャンネル(NCC・NIB)、ミドルチャンネル(NBC・KTN)、ハイチャンネル(NHK2波)と別々なのかもしれません。
とすると、アナログ受信アンテナが残っているのは、NHKデジタル受信用(51、52ch受信)に転用されていると思われます。←デジタル鉄塔のリングアンテナとは、
微妙に形状が違うため、元々のアナログ受信アンテナと判断しました。←それ以外の根拠はありません。

しかし、画像をよく見ると、一番下に、もう1本別に16素子リングアンテナがあります。組み合わせが合わなくなるので謎です。

阿翁中継局って、ミニサテ局なのに変更が多い上に複雑ですね。

 


基部です。


各機器類です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 NBC KTN NCC NIB
チャンネル 55ch 51ch 57ch 49ch 47ch 45ch
出力

各局とも

0.1W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 NBC KTN NCC NIB
チャンネル 23ch 24ch 26ch 27ch 30ch 46ch
リモコン
出力

各局とも

0.01W

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