送 信 塔 見て歩き
長崎県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


相浦テレビ中継局  2014年2月、2017年9月撮影

相浦(あいのうら)中継局は、佐世保市相浦町の愛宕山山頂部にあります。2009年6月にデジタル化されました。

2014年の訪問日は、ちょうど地区の祭礼の日で、山頂には神社があり、大勢の人で賑わっていたそうです。
(一部画像にモザイクがあるのは、そのためです。ご了解ください。)

2017年に再訪問されています。アナログ設備は撤去済みです。 下方をご覧ください。


こちらは、佐世保日野中継局付近から見た愛宕山です。
この画像のみ2016年1月撮影

 


ふもとから見た、遠景です。

拡大しました。

まずは、アナログ時代の様子です。

当中継局は、各社の開局時期がバラバラなため、鉄塔は共用ですが、局舎やアンテナ設備は、平成新局以外、別々です。
個別に説明します。

NHKは1972年6月の開局で、送信アンテナは一番先端に2波共用2L1段3面、受信は約100m離れた
場所でG・E個別の8素子八木で佐世保中継局受けです。なお、受信点を1984年4月に、ここへ移転しています。
また、1995年7月に局舎と機器類を更新しています。

続いて、NBC中継局です。1973年3月の開局です。送信アンテナは、2番目の高さに2L1段3面、
受信は、送信鉄塔にある8素子八木で佐世保中継局受けです。
局舎は開局時からのものがアナログ終了時まで使われていたようで、相当古く見えます。
(現存しています。後ほど画像で紹介。)

KTN中継局は、1974年4月の開局です。送信アンテナは、3番目の高さに2L1段3面、
受信は、送信鉄塔にある90CRで佐世保中継局受けです。

NCCとNIBは共用中継局で、NCCが1991年4月、NIBが1994年6月の開局です。
送信アンテナは、一番下に共用の4D1段3面です。受信は親局のチャンネルの関係か、送信鉄塔にある
個別の90CRで、佐世保中継局受けです。

当中継局では、NIBがアナアナ変更の対象でした。(22ch→27ch)
鉄塔は、アナログ時代からのものを継続利用しているようですので、アナアナ変更時やアナデジサイマル時には、
どのようなアンテナ構成だったのか、興味のあるところです。


それでは、2014年2月の様子を紹介します。


鉄塔の周りに局舎があります。

 


鉄塔の様子です。

見上げてみました。

送信アンテナは、3段あります。

アナデジサイマル時代の送信アンテナの構成ですが、いろいろ調べましたが、結局ハッキリしませんでした。

 


NHKのアナログ局舎です。

表札です。

まだコードが繋がっています。

 


NBCのアナログ局舎です。相当古く感じます。

表札です。

まだコードが繋がっています。

KTNのアナログ局舎は解体済みらしく、見当たらなかったそうです。

 

デジタルでは、NHK・NBC・KTNの3社が共同で局舎を新築したようです。奥にNHKアナログ局舎が見えます。

 

NCCとNIBは、アナログ局舎を継続利用と思われます。表札は、掛け替えられたようです。左はNBCアナログ局舎です。

 


八木アンテナです。アナログNBC受信アンテナと思われます。

90CRが2基あります。デジタル用?。

中継局付近にデジタルの親局受信アンテナが見当たらないそうです。 当中継局のチャンネルは、親局の佐世保中継局と全局同一のため、
どうなっているのかが気になります。

調べてみると、NHKデジタルの受信は、約100m離れた旧NHKアナログ八木の場所と同じです。1.8mグリッドパラボラで放送波受けです。
山頂から南東側中腹、標高200m地点です。
一方、民放は送信鉄塔の90CRです。上がKTN・NCC共用、下がNBC・NIB共用です。民放は同一場所で受信、送信しています。

 


上部に垂直八木があります。


GPSです。

鉄塔の銘板です。

 


山頂部に三角点があります。

中継局への表示でしょうか。

 



風景を2枚。

 


匿名希望様より、2017年9月撮影の画像が届きました。ご覧ください。


遠景です。

 


全景です。

 

鉄塔を角度を変えて2枚。

 

送信アンテナを角度を変えて2枚。

 


民放デジタル受信の90CRです。

 


NHK・NBC・KTN共用局舎です。

同 表札です。

 


NCC・NIB共用局舎です。

同 表札です。

 

GPSです。 2か所にあります。

 

 



NHK受信点は、この道しるべの所から入るそうです。

 

NHKの受信パラボラを角度を変えて2枚。

 


NHK受信点から見た親局の佐世保中継局のある烏帽子岳方向です。

 


烏帽子岳を拡大しました。

 


こちらは、送信点から見た烏帽子岳です。 鉄塔が確認できます。

送信点とNHK受信点では、烏帽子岳の見え方が、かなり異なります。



送信点付近から見た風景です。 合成

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 NBC KTN NCC NIB
チャンネル 46ch 50ch 52ch 48ch 44ch 27ch
出力 各局とも 3W

NIBのアナアナ変更前のチャンネルは22chでした。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 NBC KTN NCC NIB
チャンネル 42ch 40ch 22ch 20ch 38ch 16ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

当中継局では、KTNのチャンネルが2020年9月28日から20chに変更されました。
これは、エリア内の一部で外国波による混信が発生していたためです。なお、旧チャンネルは34chでした。


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