送 信 塔 見て歩き
長崎県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


郷ノ浦テレビ・FM中継局  2013年10月撮影

郷ノ浦中継局は九州の北方、玄界灘に浮かぶ「壱岐島(いきのしま)」の「岳の辻(たけのつじ・標高213m)」にあります。
ここは低山ですが壱岐の最高峰です。

当中継局は、まず1964年6月にNHK2波とNBCが開局し、1977年5月にKTN、1990年3月にNCC、1991年12月にNIBが順次開局
しています。また、デジタル中継局はNHKが2008年12月に、民放4社は2009年4月に、それぞれ開局しています。

壱岐島では、郷ノ浦中継局が唯一デジタル化されたテレビ中継局です。廃局になった中継局のエリアはケーブルテレビ対応なのでしょうか?

ここからは天気が良いと、島全体はもちろんのこと、南には九州本土、北には対馬も見えるそうです。そのような位置関係から当中継局は、
対馬・厳原中継局への中継ポイントです。また、見通しの良さから各種無線中継局も置かれています。


かつてのアナログ中継局の様子です。
NHK単独、NBCとNCCの共用、KTNとNIBの共用の3グループに分かれて設置されていました。

まずは、NHKです。20m四角鉄塔に送信アンテナは2波共用の6L2段4面。受信は250m離れたところにある2波共用4mグリッドパラボラで
松浦南テレビ中継局に併設の高法知岳固定局受け、予備に8素子八木2列で佐世保中継局放送波受けです。
(8素子八木も2波別々に150mと250m 離れた場所にあります。)
なお、高法知岳固定局は1973年2月運用開始ですので、それ以前は佐世保中継局受けだったと思われます。

NBCは20m四角鉄塔に送信アンテナは4D5段4面。受信は140m離れたところにある8素子八木2列で佐世保中継局受け、
予備に250m離れたところにある4mグリッドパラボラで高法知岳固定局受けです。(正副が逆かもしれません。)

NBCに同居するNCCは、送信アンテナはNBCと共用です。受信は200m離れた場所にある4mプレートパラボラで石盛山固定局受けです。
(石盛山固定局は、佐世保大野中継局とは少し離れた場所にあります。)

KTNは支柱式27m四角鉄塔に送信アンテナは4D5段4面。受信は約200m離れた場所にある4mプレートパラボラで石盛山固定局受けです。

KTNに同居するNIBは、送受信アンテナともKTNと共用です。(機器が納まらなかったのか局舎は別です。)

長距離受信となるため、各社ともかなり苦労しているようです。


それでは、画像で紹介します。


全景です。  画像を見ますと、KTN・NIB共用鉄塔は撤去済みのようです。

別角度から。

NHK デジタル・FM 中継局


鉄塔の様子です。

別角度から。

 

送信アンテナです。2段のアンテナが2セットです。 資料を読み解くと上がデジタル、下がアナログのようですが、ハッキリしません。

 


GPSです。

モニターアンテナです。

 


佐世保受け5素子八木です。
NHK−FMの送信アンテナです。2L1段4面です。
なお、送信アンテナは2000年11月に更新されています。当FM中継局は松浦中継局の親局でもあります。

 


石盛山受けTTLパラボラと思われます。

厳原中継局向けTTL送信パラボラと思われます。
デジタルではTTLで伝送しているようです。

 


局舎です。

別角度から。 局舎前に、何か石碑があります。

さらに別角度から。

 


表札です。

ロゴです。

看板です。アナログチャンネルが消されています。

看板の表示によりますと、郷ノ浦中継局の管理は長崎放送局ではなく、交通の便がよい福岡放送局が受け持っているようです。


民放 デジタル中継局

続いて、民放4社共用のデジタル中継局です。
ここは、アナログ時代にはNBCとNCCの共用中継局でした。デジタル化でKTNとNIBも同居したようです。


鉄塔の様子です。

別角度から。

 

こちらのデジタルアンテナは3段です。アナログと同じ4D形式と思われます。(アナログと共用?)

 


GPSです。

モニターアンテナも見えます。

TTLパラボラを新設したようです。厳原向けと思われます。

 


局舎です。

別角度から。

アナログ時代からの2社のロゴです。

少し離れた斜面に民放のものと思われるTTL受信パラボラがあります。対向は石盛山と思われます。


全景です。

左記画像の下段パラボラの拡大です。

民放の受信局舎(?)です。

  


さらに下方に、もう1基パラボラが見えます。



こちらは、少し離れた場所から見た、厳原向きの両局舎のパラボラです。


NBC中継局横に写っているこの鉄塔がコミュニティFM「壱岐FM」の送信アンテナと思われます。

壱岐FM 送信所


3段のダイポールアンテナがあります。

アンテナが一部写っています。

民放のアナログ設備が残っていました。

NIB局舎です。

手前のコンクリート基礎は、KTN局舎跡でしょうか?。

 

また、廃材らしいものが残っており、鉄塔が解体されたのは最近かもしれません。

 



業務用中継局です。

 


最後に風景画像をどうぞ。 2枚とも合成です。

 


山頂には展望台もあるようです。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 NBC KTN NCC NIB
チャンネル 59ch 56ch 62ch 43ch 41ch 21ch
出力 各局とも 300W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM  83.3MHz  100W

コミュニティFM
島ラジオ壱岐 76.5MHz 20W
デジタル NHK総合 NHK教育 NBC KTN NCC NIB
チャンネル 36ch 49ch 41ch 20ch 38ch 45ch
リモコン
出力 各局とも 30W

NBCのデジタルチャンネルは、チャンネルリパックにより61chから41chへ変更になっています。


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