送 信 塔　見て歩き
福岡県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。

早良テレビ中継局　　２０１１年３月、２０１５年５月撮影

早良中継局は、福岡市早良区にある西山（標高４３０ｍ）の南側山ろくにあります。早良区南部地域などをエリアにしています。

当中継局は、まずＮＨＫが１９７０年１月に開局し、ＴＶＱを除く民放各社は１９７７年６月に開局しています。ＴＶＱは１９９４年１月の開局です。
ＴＶＱの開局に合わせて、局舎や民放の機器が更新されているようです。同時に、ＮＨＫ−Ｅは親局を変更しているらしいです。
（変更前の親局は未確認です。） 
アナログ時代の当中継局は、局舎は全社共用、鉄塔はＴＶＱのみ単独、他社は共用という組み合わせでした。
２００８年１２月にデジタル化されました。

全景を２枚。

最初は、アナログ設備です。

局舎です。全社共用です。

表札です。

アナログ鉄塔です。

送信アンテナです。３段になっています。

鉄塔のパラボラは、アナログ久留米受け４ｍグリッドパラボラです。受信チャンネルの関係で「ＮＨＫ・ＲＫＢ・ＦＢＳ」と「ＫＢＣ・ＴＮＣ」に
分かれています。
ＴＶＱの受信パラボラ（３ｍ）は、すぐ隣の鉄塔にあります。

送信鉄塔は、ＴＶＱ以外は共用です。共用鉄塔の送信アンテナは、４Ｌ１段２面（垂直）で、上から「ＫＢＣ・ＴＮＣ」 「ＲＫＢ・ＦＢＳ」
「ＮＨＫ２波」の３グループに分かれています。

当中継局では、ＴＶＱがアナアナ変更の対象になっており２８ｃｈから５８ｃｈへ変更されました。そのため、アンテナ構成が変更に
なっているかもしれませんし、その後のデジタル化で、さらに変わっているかもしれません。

続いて、デジタル設備とＴＶＱアナログ鉄塔です。

新築のデジタル局舎です。

表札です。デジタルでも全社共用です。

手前がＴＶＱアナログ＋各社デジタル共用鉄塔です。

ただし、現時点でこの鉄塔からＴＶＱアナログが出ているのか不明です。

アナログ局舎に繋がるラックです。よく見るとデジタル局舎からのケーブルが、アナログ局舎に入らず直接繋がっています。

デジタルアンテナです。 パラボラはＴＶＱアナログ久留米受けです。

オフセットパラボラが福岡タワーに向いているとのことなので、 デジタルでは親局が変更になったようです。

アナアナ変更でＴＶＱアナログ波は、ＫＢＣ・ＴＮＣ共用アンテナへ移動した可能性が高いです。デジタル波のチャンネルは
ミドルからローチャンネルで、ＴＶＱアナログの５８ｃｈとは共用が難しいと思われます。

中継局から見た風景です。

ここからは、２０１５年５月撮影の画像です。

遠景です。

デジタル中継局の全景です。手前にあったアナログ設備は、すべて撤去されています。 　合成

合成画像です。

鉄塔の銘板です。

ラックが変な形状で残っています。くの字に曲がっている場所にはアナログ局舎がありました。また、切れている先には、ＴＶＱアナログ鉄塔がありました。
このラック、ＧＰＳだけのために残してあるように見えます。ＧＰＳアンテナを移動させるって面倒なのでしょうか。

銘板にもあるように、この鉄塔は１９７７年製の、以前 ＮＨＫ・民放４社共用アナログ用だった鉄塔です。

アナログ終了後にデジタル送信アンテナを旧アナログ鉄塔へ移動させたようです。デジタル送信アンテナが２段になっています。

デジタル受信パラボラがアナログ鉄塔にあったので、最初からこの鉄塔１本に集約する予定だったのでしょうか。

アナアナ変更時やアナデジサイマル時のアンテナ構成がどうだったのか、よく分からなくなりました。
２０１１年撮影の画像と見比べると、下段のＮＨＫアンテナは同一と思われますので、この時既にアナデジ共用だったようです。

整理しますと、２０１１年３月時点のアンテナ構成は、共用鉄塔が上から「アナログ ＫＢＣ・ＴＮＣ・ＴＶＱ」「アナログ ＲＫＢ・ＦＢＳ」「アナデジ ＮＨＫ２波」の順
だったと思われます。また、ＴＶＱ鉄塔には「民放５社共用デジタルアンテナ」のみ取り付けられていたと思われます。

デジタル局舎です。

デジタル表札です。

鉄塔基部です。

こんな道を登っていきます。案内板もあるようです。

中継局データ

アナログテレビ放送は２０１１年７月２４日をもって終了しました。

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