送 信 塔 見て歩き
福岡県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


西浦テレビ中継局  前半は2009年8月撮影、デジタル中継局は2014年11月撮影

西浦中継局は、玄界灘に面した福岡市西区西浦の白木神社境内にあります。当中継局はアナアナ変更の対象局で、
FBSとTVQ以外の各チャンネルが変更となっています。

また、当中継局はアナログテレビ放送の終了に伴い一度廃局になりましたが、外国電波の混信による難視聴地区と
判明したため再開局しました。

再開局の中継局の様子は後半をご覧ください。

アナログ時代の中継局名は「西ノ浦」でしたが、デジタルでは地名に合わせて(?)なのか、「西浦」になりました。
(読み方はどちらも「にしのうら」です。) 今回、デジタル再開局に合わせて当HPの表示も「西浦」としました。

ここでアナアナ変更前の中継局の様子を説明します。
開局はTVQ以外が1982年7月で、TVQは1999年3月です。TVQの開局時に合わせて、先発全社が
機器更新しています。

中継局はミニサテ局で、鉄柱にNHKとTVQ共用の機器と他の民放4社共用の機器が個別に付いています。

送信アンテナは、全波共用の5素子リングアンテナ3段2面+8素子リングアンテナ3段1面(垂直)です。
受信は、NHKと民放4社が共用の16素子リングアンテナ2列2段、TVQが16素子リングアンテナ2列1段です。

それでは、画像で紹介します。


最初は、2009年8月撮影の廃局前のアナログ中継局です。


鉄塔です。

機器類です。

 


送信アンテナです。

16素子の受信アンテナです。

手元の資料とは、状況が異なるようです。

送信アンテナは、アナアナ変更前は全社共用で5素子リングアンテナ3段2面+8素子リングアンテナ3段1面でした。
FBSとTVQ以外の5チャンネルがアナアナ変更の対象となり、同じ形式でローとミドル用のアンテナが追加になり、
この時点では、3セット並んでいるようです。

 


ボックスに表札があります。

親局は、TVQが九千部山、それ以外の局は糸島中継局です。アナアナ変更で変わっているかもしれません。


続いてデジタル中継局です。試験電波発射前の11月の撮影です。

当中継局では、当初デジタル化の予定はなく、アナログ中継局隣接地に地区の共同受信アンテナを設置し、
有線で伝送する方法を採りました。
しかし、韓国波による混信障害が発生し共同アンテナでの受信がうまくいかなかったため、補間中継局の形で
再開局することになりました。(共同受信アンテナも併用するようです。)
また、送信点には受信アンテナがなく、離れた場所で受信しているようです。(そのため親局も未確認です。)


神社下からの撮影です。

 


全景です。

 

送信アンテナを角度を変えて3枚。ローチャンネルとハイチャンネルに分かれているものと思われます。
なぜ鉄塔が2本なのかは、未確認です。(NHKと民放は、お金の出所が別?。)

 

機器類を別角度から2枚。

 


NHKのGPSと思われます。

民放のGPSと思われます。

 


続いて隣接地にある、共同受信アンテナの紹介です。

 

また、匿名希望様によりますと、この辺りでは郷ノ浦中継局の電波が受信できるそうです。



付近から見た風景です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 RKB KBC TNC FBS TVQ
チャンネル 36ch 38ch 20ch 27ch 18ch 47ch 58ch

出力

各局とも

0.1W

アナアナ変更前のチャンネルは、NHK−Gが53ch、Eが61ch、RKBが49ch、KBCが51ch、TNCが45chでした。

当中継局はデジタル化されず、アナログテレビ中継局は2011年7月24日をもって、一旦廃局になりましたが、
2014年12月1日にデジタル補間局として再開局しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 RKB KBC TNC FBS TVQ
チャンネル 42ch 40ch 19ch 23ch 18ch 37ch 46ch
リモコン
出力 各局とも

0.05W


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