送 信 塔 見て歩き
香川県 ・ 中継局
直接訪問は、N様提供の画像です。


西讃岐テレビ中継局  最初は、2008年5月撮影(当方撮影の遠景画像)

西讃岐中継局は、三豊市高瀬町の大麻山(おおさやま)に設置されています。丸亀・善通寺・観音寺方面をエリアとする中継局です。
立地の良さから、基幹局の前田山よりも広い範囲をカバーしているようです。

そのため、アナアナ変更に際しては、大がかりな作業が行われたほか、エリア外で対策が行われなかった地域から苦情が
出たようです。

ところで大麻山ですが、東側にある象頭山(ぞうずさん)と合わせて、全体を象頭山と呼ぶ場合があるようです。

開局はNHKとKSBが1969年4月、OHKが1985年1月、RNC・RSKが1985年6月、TSCが1986年8月です。

当中継局の成り立ちは、この辺り(サービスエリア)に、前田山からのUHF電波が届きにくいNHKとKSBが開局し、
青峰からVHF電波を出していたRNCは開局していませんでした。
その後、交互乗り入れで岡山各局と、基幹局が金甲山に移転したRNCも開局した流れと思われます。

アナログ時代には、NHKとKSBが単独、開局時期が近いRNC・RSK・OHK・TSCが共用の3グループに分かれて設置されていました。

アナロ・デジタルの設備の説明は、個別ページで行います。


遠景です。大麻山山頂部にあります。

 


拡大しました。放送関係の鉄塔は3基です。(この2枚は、2008年5月に当方が撮影したものです。)
 


2007年7月に全社同時にデジタル化されました。
デジタル中継局は、アナログ時代の局舎・鉄塔を継続使用です。グループ分けも変わりません。
 

個別ページでN様提供の直接訪問の画像を紹介します。(2023年2月撮影) 

NHK KSB RSK・OHK・TSC・RNC

 
ところで、先日NHKテレビの「にっぽん百低山」と云う番組で、大麻山を含めて象頭山として紹介されていました。(再放送だったようです)

この番組、標高1500m以下の山を登山する番組ですが、テレビ基幹局・中継局・固定局が設置されている山が時々登場するため
注目しています。

さすがに施設の紹介やアップの画面はありませんが、空撮ではバッチリ映ります。(←分かる人にしか、分からない場合もあり。)

当方が、これまでに放送を確認した山は、手稲山(北海道)・函館山(北海道)・筑波山(茨城)・鋸山(千葉)・大山(神奈川)・朝熊ヶ岳(三重)・
鶴見岳(大分)です。
また、「ブラタモリ」でも関係地の回では、中継局が映り込むことがあります。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 RNC KSB RSK OHK TSC
チャンネル 44ch 40ch 50ch 42ch 48ch 52ch 46ch
出力 各局とも 3KW

当中継局では、RNC・RSK・OHK・TSCがアナアナ変更の対象でした。
変更前のチャンネルは、RNCが20ch、RSKが18ch、OHKが22ch、TSCが16chでした。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


中継局データ

西讃岐中継局

デジタル NHK総合 NHK教育 RNC KSB RSK OHK TSC
チャンネル 24ch 13ch 15ch 17ch 21ch 28ch 18ch
リモコン
出力 各局とも 100W

当中継局のデジタル出力は、アナログの1/30となっており、減力になっています。

おそらく、アナログ時代は、飛び過ぎていたものと思われます。(←飛び過ぎていても混信や干渉が起きていなかったのでしょう。
一方、デジタルでは、チャンネル数が限られていることによる混信・干渉の発生や、隣県へのスピルオーバーをかなり気にしており、
制限がかかったものと思われます。)

 

琴平中継局

デジタル RNC TSC
チャンネル 34ch 40ch
リモコン
出力 各局とも 1.9W

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