送 信 塔 見て歩き
山口県 ・ 中継局
U様提供の画像で紹介します。


山口豊浦(NHK)・豊浦(民放)テレビ・FM中継局  2010年3月、2014年3月、7月撮影

山口豊浦中継局は、下関市豊浦地区をカバーしている中継局です。豊浦町南部の草場山に設置されています。
2008年7月にデジタル化されました。


 
豊浦中継局では、2017年10月にKRY FM補完中継局の開局が予定されています。
開局直前に匿名希望様が直接訪問され、完成した中継局画像の提供を受けました。
こちらからどうぞ
 

 
U様から 2018年3月、5月撮影の現状画像が届きました。
こちらからご覧ください
 

このページは、U様提供の2010年3月、2014年3月、7月撮影の画像で紹介します。

最初にアナログ中継局の説明です。

当中継局は、「NHK・tys」「KRY単独」「yab・FM山口」の3グループに分かれて中継局が設置されています。
(鉄塔はKRYとyab・FM山口は共用、アンテナは別)

まずはNHK・tys共用中継局からです。

開局はNHKテレビが1972年3月、FMが1975年5月、tysが1978年1月です。
テレビ送信アンテナはNHK2波とtysは個別に4L2段2面+4L1段1面、受信はNHKは約230m離れた場所で
4mグリッドパラボラ(2波共用)にて下関局受け。tysは鉄塔にある1.8mグリッドパラボラで下関局受けです。

NHK−FMの送信アンテナは3素子八木1段1面、受信は鉄塔の5素子八木2列で下関局受けです。

次にKRYです。

開局は1975年2月です。送信アンテナは4L2段2面+4L1段1面、受信は 少し離れた場所で8素子八木2列にて
関門(下関)局受けです。

yabとFM山口は局舎を共用しています。また2003年4月に同時開局しています。
yab送信アンテナは4L2段2面+4L1段1面、受信は鉄塔にある1.8mグリッドパラボラで下関局受けです。

FM山口の送信アンテナは3素子八木1段1面、受信は5素子八木で下関局受けです。

アナアナ変更やデジタル化で、アンテナ構成にかなり変化があったものと思われます。

 

それでは、画像で紹介します。まずは2010年3月の様子です。


遠景です。

 


拡大しました。左・NHK&tys共用、右・KRY&yab&FM山口。


NHK・tys中継局


全景です。

テレビ送信アンテナです。

FM送信アンテナ(向こう向きの3素子)

NHKとtysは、アナ・デジとも送信アンテナを共用しています。

 


受信アンテナです。


表札です。

 


GPSです。

 


ボックスです。

NHKアナログ受信アンテナは、約230m離れた位置にあります。

 


KRY・yab・FM山口 中継局


全景です。

KRY局舎です。

yab・FM山口局舎です。

yab局舎には、KRYのデジタル機器も設置されているようです。

 


KRYの表札です。なお、yab局舎には表札は無いようです。

GPSです。

 


送信アンテナです。

FM山口の送受信アンテナです。

送信アンテナは、上がKRYアナログ、下がyab(アナ・デジ)+KRYデジタル、さらにその下にFM山口です。

 


KRYアナログ受信アンテナです。

パラボラは、yabアナログ受信アンテナです。

 


民放デジタルの受信アンテナです。

別角度から。

 


アンテナ分配器です。民放は局舎が分かれているので、信号もここで分割です。



付近にあるNTT中継局です。

表札です。

ここからは、2014年撮影の画像です。

まずは、遠景です。


山口豊浦局では、アナログ設備は撤去済みです。

アナログ放送終了後、NHK−Gは53→50chに、NHK−Eは54→52chに、tysは58→48chに、
それぞれチャンネルリパックされました。
NHK・tys鉄塔からは、一時期最大6波出ていたことになります。


NHK&tys中継局


全景です。

テレビ送信アンテナです。

FM送受信アンテナです。

 


表札です。

銘板です。ここでは、アナログも残っています。

 


受信アンテナです。

GPSです。

上記パラボラはNHKデジタルのものでTTL下関局受けです。


KRY&yab&FM山口中継局


全景です。

局舎です。

テレビ送信アンテナです。

KRYアナログ中継局は解体・撤去されました。これにより、KRYデジタルはyabと共用であることが確認できました。

コンクリートで埋めてある部分がKRYの局舎跡です。

 


FM送受信アンテナです。

受信アンテナです。

 


GPSです。

銘板です。

 


KRYは、このオフセットパラボラをtysと共用しているようです。

yabのアナログ受信パラボラがそのままなので、デジタル受信用として継続使用と思われます。どちらも下関局受けです。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 KRY TYS YAB
チャンネル 46ch 44ch 62ch 59ch 61ch
出力 各局とも 3W

当中継局は、NHK−Gとyabがアナアナ変更の対象でした。
変更前のチャンネルはNHK−Gが42ch、yabが37chでした。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM   81.3MHz  10W
FM山口
     78.3MHz  10W


デジタル NHK総合 NHK教育 KRY TYS YAB
チャンネル 50ch 52ch 36ch 48ch 49ch
リモコン
出力 各局とも 3W

デジタルチャンネルのうち、NHK−G,Eとtysはアナログ終了後に変更されました。
変更前のチャンネルはNHK−G 53ch、NHK−E 54ch、tys 58ch でした。
さらに、NHK−G と yab は韓国波との混信のため、2014年度中にNHK−Gが38ch、
yabが44ch(どちらも南豊北局と同一)に変更される予定とのことです。


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