送 信 塔 見て歩き
山口県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


米川テレビ中継局  2015年9月撮影

米川(よねかわ)中継局は、岩国市周東町差川の大津茂山にあります。(アナログ時代のNHK中継局名には頭に周東が付いていました。)
2009年7月にデジタル化されました。 訪問時点では、アナログ設備は撤去済みだったとのことです。


遠景です。

 


中継局部分を拡大しました。

 

最初に、かつてのアナログ中継局の様子です。

開局はNHKが1971年7月、KRYは1979年4月です。局舎は個別、鉄塔は2社共用です。
送信アンテナは、6L1段3面の形式で、上がNHK2波共用、下がKRYです。
受信は送信点にて、2社別々の1.8mグリッドパラボラにて周東中継局受けです。

TYSとYABはアナログ・デジタルとも開局していません。

それでは、現在の様子を画像で紹介します。 デジタル中継局も2社共用です。


送信鉄塔を角度を変えて2枚。

 

局舎を角度を変えて2枚。

 


表札です。

デジタル中継局は、局舎は2社共用で新築されましたが、鉄塔はアナログ時代のものを継続利用のようです。

 

デジタル送信アンテナは、NHKが2波共用の6L1段3面なのに対して、KRYはチャンネルリパック前は4L1段3面と資料にあります。
                                                       ↑どこかの中継局からの転用か?。

今は同じに見えますので、リパック時に替えた(元のアナログアンテナに戻した?)ものと思われます。(KRYのほうは、銘板が
ないので最終確認が取れていません。アナログ銘板が残っており、チャンネルが同じなので、これをもってデジタル用に
しているのかもしれませんが・・・。)  銘板は、下方で紹介します。

ところで、現在も鉄塔が混み合っていますが、アナ・デジサイマル時やリパック時には、この鉄塔にどのようにアンテナが
取り付けられていたのか気になります。

 

上下個別に2枚。 同じに見えます。

 

こちらは2社共用オフセットパラボラです。 デジタルの親局もアナログと同じく周東中継局です。角度を変えて2枚。

 


GPSです。

 


銘板です。

NHKの銘板はデジタル用の新品です。

 


一方、KRYの銘板は、アナログ時代のものがそのままです。

チャンネルが同じですので、「まあいいか」ってとこでしょうか。でも出力が違います。

   

中継局データ
アナログ NHK総合 NHK教育 KRY
チャンネル 44ch 46ch 48ch
出力 各局とも

10W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 KRY
チャンネル 25ch 29ch 48ch
リモコン
出力 各局とも

1W

KRYのチャンネルは2012年2月にチャンネル変更(リパック)が行われました。当初のチャンネルは 53 でした。
アナログチャンネルに戻った形になりますね。

TYSとYABは、アナログ・デジタルとも中継局を設置していません。


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