送 信 塔 見て歩き
山口県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


鹿野テレビ中継局  2017年5月撮影

鹿野中継局は、周南市鹿野中(旧 都濃郡鹿野町)の田原山に設置されています。

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。
老舗3社(NHK・KRY・TYS)は1977年12月の同時開局です。YABの開局は1997年1月です。
中継局も、この2つに分かれて設置されています。

送信アンテナは、4L1段3面、老舗局側は上がNHK2波共用、下がKRY・TYS共用の2セットです。
受信は各局個別で、VHF局が8素子八木2列、UHF局が2.4mグリッドパラボラにて、全社大平山基幹局受けです。
2009年11月にデジタル化されました。

デジタル中継局は、YABアナログ中継局をベースにして設置されました。鉄塔はアナログからの継続、
局舎はNHKは単独で新築し、民放はYAB局舎にKRYとTYSが同居しました。

また、訪問時点では老舗3社のアナログ中継局は、送信アンテナが取り外されている以外そのまま残っています。



ふもとから見た遠景です。

 


中継局を拡大しました。

 

それでは、旧アナログ中継局から画像で紹介します。


旧NHK・KRY・TYS共用アナログ中継局

鉄塔を角度を変えて2枚。

 


送信アンテナ跡です。


鉄塔中間部には、グリッドパラボラと、その両側にVHF八木2列が
2セット取り付けられています。
グリッドパラボラはTYSで確定ですが、八木はNHK2波のもののような気がしますが確認できません。 なお、それぞれ大平山受けです。

 

こちらは、地上にあるVHF八木2列です。KRYの大平山受けと思われます。(未確認です。)

  


3社共用局舎です。

機器ボックスはNHKのものと思われます。


銘板です。


全社共用デジタル中継局(旧YABアナログ中継局)

全景を角度を変えて2枚。

 

鉄塔の拡大を2枚。

 


鉄塔下には局舎が並んでいます。

 

送信アンテナは、全社共用4L1段3面です。角度を変えて2枚。

 


その下に携帯電話のものと思われるアンテナが取り付けられています。

 

この1.2mプレートパラボラは、NHK2波共用の石ヶ岳固定局TTL受けです。 角度を変えて2枚。

 


民放3社は4mグリッドパラボラにて大平山放送波受けです。
アナログ時代のYABグリッドパラボラは、別鉄塔にあったようです。(未確認です。)

 


GPSです。

 

NHK局舎と表札です。

 

民放局舎を正面と裏側から2枚。 それと表札です。

 


所属不明の局舎があります。携帯電話会社のものでしょうか。(未確認です。)

 


銘板です。YAB単独のアナログ時代のものです。

こちらは、デジタル化時に取り付けられたもののようです。

デジタル化後の銘板には、YABアナログと全社のデジタルの送受信アンテナやチャンネルが表示されています。こんな形式は珍しいですね。

 


付近には、別の無線局も設置されているようです。

NHKの杭もあります。

 


また、三角点もあります。

 


付近から見た風景です。

 


こちらは、石ヶ岳(南峰)です。当中継局の親局のNHK固定局があります。(「コアプラザかの」付近から撮影)

石ヶ岳固定局は、NHK単独の固定局です。柳井固定局からTTLで受けて鹿野中継局と美和中継局へTTL伝送しています。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 KRY TYS YAB
チャンネル 54ch 52ch 60ch 62ch 58ch
出力 各局とも

3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 KRY TYS YAB
チャンネル 43ch 45ch 49ch 48ch 50ch
リモコン
出力 各局とも

0.3W


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