送 信 塔 見て歩き
山口県 ・ 中継局
山口県のU様提供の画像で紹介します。


光テレビ中継局  2014年7月、2016年5月撮影

光中継局は 光市島田の鶴羽山(つるばさん)にあります。標高は261mです。 2008年6月にデジタル化されました。

まずは、かつてのアナログ中継局の様子から説明します。(アナアナ変更前の状況です。)

当中継局の開局は、NHKが1972年3月、KRYが1977年10月、TYSが1979年12月、YABが1994年12月となっています。
またNHKは、1995年2月に親局を変更しています。この際、同時に機器の更新もしています。

中継局は、NHK単独、KRY・TYS共用、YAB単独の3グループに分かれています。(鉄塔はNHKとKRY・TYSで共用)
また、老舗組の送信アンテナは、上からNHK−G、NHK−E、KRY・TYS共用の順に設置されています。アンテナの形式は、
YABを含め、すべて6L1段3面です。
NHKのアンテナが分かれているのは、チャンネルが離れているためと思われます。
それと当中継局では、アナアナ変更でNHK−GとYABのチャンネルが変更されました。

受信は、NHK−G,Eは4mグリッドパラボラで周東局受け、KRYは8素子八木2列で大平山受け、TYSとYABは個別に
1.8mグリッドパラボラで大平山受けです。(状況から見て、NHKも以前は大平山を受けていたものと思われます。
混信でも発生したのでしょうか。)

アナアナ変更時、デジアナサイマル時の状況は未確認です。

それでは、画像で紹介します。



遠景画像です。左・YAB単独、右・NHK・KRY・TYS 3共用の各中継局です。

 

NHKなど3社共用中継局の全景と送信アンテナの拡大です。送信アンテナの形式は、アナログとは異なり4D2段3面(3社共用)です。

デジタルでは、NHK・KRY・TYSは共同で局舎を新築し、鉄塔はアナログ時代のものを継続使用です。

 


デジタル局舎です。

表札です。デジタルの表示はありません。

 


予備電源でしょうか。

GPSです。

 


銘板です。ここでもアナログのものは撤去されています。

また、アナログの局舎やアンテナ設備は撤去済みとのことです。 受信は、3社共用のオフセットパラボラで大平山受けです。


続いてYAB中継局です。
全景と送信アンテナの拡大です。

YABはデジタルでも単独設置で、アナログ時代のものを継続使用です。(減価償却が終わっていないのでしょうか?。)

送信チャンネルがアナログチャンネルと近いので、アンテナも継続使用かもしれません。

形式がアナログと同じく6L1段3面です。大平山を親局にしています。

 


局舎です。

表札です。

風景画像をどうぞ。


 



U様より、前回、拡大画像が無かった送受信アンテナの画像が届きましたので紹介します。 撮影は、2016年5月です。

まずは、NHK・KRY・TYS共用中継局です。


送信アンテナです。

受信のオフセットパラボラです。

 

続いてYAB単独中継局です。


送信アンテナです。

受信のグリッドパラボラです。

受信はどちらも大平山放送波受けです。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 KRY TYS YAB
チャンネル 24ch 49ch 44ch 46ch 36ch
出力 各局とも 10W

アナアナ変更前のチャンネルは、NHK−Gが42、YABが33でした。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 KRY TYS YAB
チャンネル 29ch 19ch 43ch 41ch 31ch
リモコン
出力 各局とも 1W

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