送 信 塔 見て歩き
山口県 ・ 中継局
アナログは広島県のT様、デジタルは山口県のU様 提供の画像で紹介します。


周東テレビ中継局  2002年撮影、2016年5月撮影

周東中継局は、柳井市の氷室岳にあります。
当中継局の開局はNHKは1966年3月、KRYは1967年11月、TYSは1970年8月、YABは1993年9月です。

YABでは、デジタル化に伴うアナアナ変更で23chから52chへチャンネルを変更しているようです。

アナログ中継局は、全社 単独で設置しています。 順番に見ていきます。


NHK中継局
送信アンテナは4L1段4面です。受信はG,E共用の4mプレートパラボラで大平山固定局受けです。
また、予備に8素子八木2列で放送波(大平山)も受けています。

KRY中継局


送信アンテナは4L1段4面です。受信は8素子八木2列で大平山受けです。受信点は、少し離れた場所にあります。


TYS中継局


送信アンテナは4L1段4面です。 受信は90CR2列で大平山受けです。


YAB中継局

送信アンテナは4L1段4面です。受信は3mグリッドパラボラで大平山受けです。
 

受信アンテナです。(所属等がハッキリしませんので、まとめて掲載です。)


NHKのものかもしれません。

KRYのものと思われます。

YABのものと思われます。


山頂の表示(左上)や、三角点(右下)があります。


風景画像です。


 


 



U様より2016年5月撮影のデジタル化後の画像が届きましたので紹介します。

当中継局は、2007年8月にデジタル化されています。2016年の訪問時点でアナログ設備は撤去済みのようです。
また、山頂部が狭く、全景の撮影は困難とのことです。

デジタル化は、NHK・KRY・YABの3社がNHKアナログ局舎を継続利用する形で共用し、TYSは単独でアナログ局舎を
継続利用したようです。(どちらも、送信鉄塔は新築と思われます。)

それでは、現在の様子を画像で紹介します。


全景です。


NHK・KRY・YAB中継局


ふもとから見た全景です。

送信アンテナの拡大です。4L1段4面です。

デジタル鉄塔はアナログの対角の場所に設置されたようです。

受信は2mプレートパラボラで由宇固定局TTL受けです。そのほかTTL送信用のパラボラもあります。

 

GPSが2か所にあるようです。

続いてTYS中継局です。


ふもとから見た全景です。

送信アンテナの拡大です。4L1段4面です。

デジタル鉄塔は、新たに設置されたようです。

受信は2mプレートパラボラで由宇固定局TTL受けです。そのほかTTL送信用のパラボラもあります。

 


GPSです。

銘板です。

両中継局は、アナログ時代の画像と見比べると、同じ局舎なのかと思うくらい変化しています。



周東中継局から親局の由宇固定局が確認できます。

T様提供の風景画像にある建物も由宇中継局かもしれません。


ところで周東中継局は、近隣中継局の親局にもなっており、東和・山口錦・深須・大島各局へTTL伝送しています。
(大島はNHKのみ、東和はKRYを除く)

そのほか、確認しているだけで、米川・欽明路・本郷・岩国御庄・大島(NHKを除く)の各局が当中継局の放送波を受けて
再送信しています。(一部の局は別ルートです。)

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 KRY TYS YAB
チャンネル 58ch 55ch 61ch 34ch 52ch
出力 各局とも 100W

YABはアナアナ変更の対象だったようです。以前のチャンネルは23chでした。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 KRY TYS YAB
チャンネル 30ch 32ch 27ch 21ch 17ch
リモコン
出力 各局とも 10W

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