送 信 塔 見て歩き
鳥取県 鉢伏山・FM補完中継局
山口県のU様提供の画像で紹介します。


BSS山陰放送 FM補完中継局(鳥取中継局) 2017年7月撮影

BSSでは、鳥取県中部・東部の中波ラジオの聴取改善のため、湯梨浜町の鉢伏山にFM補完中継局を設置しました。
2017年3月1日に開局しています。同社では、最初のFM補完中継局です。

他社ではFM補完中継局の開局は、中波ラジオの親局と同じ地域で最初に開局するのが通例ですが、BSSでは実際に受信しづらい地域で
最初に開局したようです。(BSSの場合、島根・鳥取の2県をエリアにしており、他県の例は当てはまらないのかもしれません。)

それはさて置き、FM補完中継局が設置されたのは、アナログテレビ放送が終了して、お役御免となった固定局の再利用です。

それでは、画像で紹介します。

全景です。 右2枚は、比較のために当方撮影の2008年8月の画像です。

FM工事のためなのか、樹木が伐採されて明るくなっています。500W出力にしては小規模ですね。既存施設の再利用だからでしょうか。

画像を比較すると、局舎には変化は無く、屋上鉄塔にあったパラボラが取りれ外され、FMアンテナが取り付けられています。

 


送信アンテナの拡大です。

モニターアンテナです。

別の八木アンテナもあります。

送信アンテナは3素子八木3段1面+1段2面です。3段は鳥取市方向、1段は湯梨浜町と倉吉市方向に向いるそうです。

 

番組伝送は光ケーブルのようです。札が付いています。

 


屋外発電機が装備されています。

 


今回撮影

当方が2008年8月に撮影

局舎壁面のロゴやフェンスの注意書きは、以前と同じです。

 


今回撮影

当方が2008年8月に撮影

アナログ時代には当固定局は、松江基幹局に併設の枕木山固定局からのSHF波を受け、毛無山の鳥取中継局へ番組伝送するために
設置されていました。

それがデジタル放送では、すぐそばにあるNHK中継局(旧鳥取基幹局)に全社共用の鉢伏中継局が設置され、米子からTTL伝送されています。
鉢伏山からは、さらに毛無山へ伝送されています。

 

放送所データ

BSS 鳥取FM補完中継局   92.2MHz  500W


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