送 信 塔 見て歩き
広島県 ・ 中継局


尾道テレビ・FM中継局  2006年8月撮影

広島県・尾道地域の準基幹局(アナログ)は、瀬戸内海に浮かぶ向島の高見山山頂にあります。島といっても
橋(有料)でつながっていますので、簡単に行くことができます。送信塔は、山頂付近の3ヶ所に分散しています。
頂上部にはNHK、少し下がった道路沿いにRCCを除く民放局、RCCは500m以上離れた東側の少し低い別の
山頂というべきところにあります。駐車場が数か所にあります。また、それぞれの中継局前まで車で行くことが
できます。

洋ランセンター付近から見た全景です。

地図を見ると、山頂へは洋ランセンター横からの道が広いのかと思って行くと、舗装道路ながら対向車とすり替え
困難な細い山道でした。逆に帰りは分岐を反対に幸谷峠へ降りると全線ほぼ2車線で、何か地図表示がおかしい
と感じました。分岐点より上は、道路を拡幅し2車線にしたように見受けられましたので、メインルートが変更に
なったのかもしれません。


NHK福山テレビ・FM中継局

高見山の山頂部にNHK中継局があります。キロワット級の中継局だけあって、大規模です。
送信塔は、局舎の上と地面からの2本建っています。
  
少し下の駐車場から見た鉄塔2本です。       少し近づきました。
未確認ですが、左が総合&FM、右が教育ではないかと思います。

 

  
すぐ近くから撮影。             局舎の全景です。

 

アンテナは、方向別に段数が異なっていましたので、枚数が多くなっています。
  
こちらが総合テレビ&FM?。     別角度から。               拡大しました。
アンテナは、3面(10段、8段、2段)です。10段は、尾道方向、8段は、福山方向、2段は、因島方向に
向いているようでした。

 

  
もう1枚、総合テレビの鉄塔です。   ここからは、教育テレビです。鉄塔を別角度から2枚。
                       パラボラの方向が広島だと思います。

 

  
さらに別角度から。            アンテナ部を別角度から2枚。



  
さらにもう1枚。裏側です。        局舎の軒先に2方向に向いている、八木アンテナがありました。

 

  
門です。                          看板です。

 


表札です。「高見山テレビ放送所」とあります。

 


RCC中国放送 & 広島FM 尾道中継局

RCC中継局は、同じ山ですが、他の中継局とは、かなり離れた位置にあります。また、他局より低い位置にあるためか、鉄塔が高いです。
  
NHK中継局横の展望台から見た全景です。    RCC前にある展望台から見たRCC局舎です。
                               奥の左にNHK、右に他の民放の鉄塔が見えます。

  
鉄塔を別角度から3枚。パラボラの向いている方が、広島と思われます。

 

  
アンテナ部を3枚。こちらは、テレビ・FMとも2面のようです。テレビは、10段、FMは2段のようです。

 

  
鉄塔下部です。携帯電話らしいアンテナもあります。 地元コミュニティFM「FMおのみち」のアンテナ(?)です。
                                5素子側が尾道市、3素子側が福山市方向か(?)。


表札です。


HTV広島テレビ & TSSテレビ新広島 & 広島ホームテレビ 尾道中継局

残る民放3社の中継局は、高見山山頂から少し下がった、道路沿いから藪へ入ったところにあります。
ピタリと形が決まるアンテナ写真が撮れなかっため、方向別に枚数が多くてスイマセン。
   
鉄塔です。        

                  

   
アンテナ部です。こちらも2面ようです。別角度から3枚。  ん、スーパーゲインが付いているだけ?。
UHFは、どこ。

 

  
トップ部の裏側です。        少し引いてみました。これがUHFらしいです。  拡大です。こちらも2面です。


あまりに地味なので、携帯電話のものかと思っていましたが、この鉄塔にUHF帯のアンテナは、これしかない
のでHOME&TSSの共用アンテナだと思います。もっと上に取り付けスペースがあるのに、変な付け方です。
(上に付けると飛びすぎるのか??。)

    
別角度から。                 さらに別角度から。

    
局舎には、HTVの社名、また、フェンスにはHTVとTSSの看板があります。     一部を拡大しました。

 

  
向かって左側のTSSの看板です。           向かって右側のHTVの看板です。

帰宅後、調べたらHTV局舎の裏側に別棟があり、これがTSSの局舎らしいです。反対側にロゴが
あるようです。危うく、見逃すところでした。(たまたま写っているコマがありました。)

ホームテレビは、どちらの局舎に機器を置いているのか、不明です。(多分、TSSと同居か?。)


ところで、、山頂(NHK横)には、今も立派な展望台がありますが、周辺はその昔、有名な観光地だったのか、
RCC鉄塔近くには、ホテル跡(?)や、山頂と結ぶ観光用リフト(スキー場にあるようなリフト)の残骸がそのまま
放置されています。

   
これがリフトの残骸です。          ホームテレビの旧送信塔。
奥に見えるのは、RCC鉄塔。       パラボラ設置跡も見えます。

また、このホテル(?)を間借りするように送信施設跡のような鉄塔があります。
調べてみると、以前ホームテレビの中継局があったようです。移転の理由は分かりませんでしたが、
より標高の高いHTV鉄塔へ移動したようです。(ホテルの倒産と関係あるのかもしれません?。)

  
全景です。すぐそばの展望台から。          山頂付近から。 左隅は、RCC鉄塔。
旧中継局は、ホテル跡と同じ建物にあります。
右隅は、リフト乗り場跡。

  
屋上に旧局舎らしい建物があります。       鉄塔トップ部です。2段のアンテナが付いていたようです。


訪問日は、お盆休み中でしたので、天気は薄曇りで見通しがあまりよくありませんでしたが、家族連れなど
訪問客がパラパラと途切れることなく来ていました。もっと天気が良ければ、因島をはじめ瀬戸内海の島々が
くっきりと見えたでしょう。

  
山頂にある展望台です。右、NHK中継局。      展望台の横にある山頂の表示です。
                                この正面に因島大橋が見えます。

 


少し、右から写した、因島大橋です。

 


当日は、曇りで少し残念でした。因島です。

なお、地上デジタルの尾道地域の基幹中継局は、ここではなく福山市の彦山に建設予定です。
彦山には、現在アナログの中継局がありますが、出力が弱いため、アンテナを向けている世帯は、
限られていると思いますので、この地域の多くの家庭でアンテナの向きを変える必要がありそうです。

こんなに見通しのよいところに、地デジの中継局を造らないということは、やはり区域外視聴をさせないため
でしょうか??。それにしては、アナログ設備があまりにもったいないです。将来的には、小規模中継局も
ありなんでしょうか?。

その後、小規模なデジタル中継局が開局しました。2008年の訪問記をご覧ください。

 

中継局データ

NHK総合 NHK教育 RCC HTV HOME TSS
チャンネル 1ch 7ch 10ch 12ch 24ch 26ch

出力

VUとも

1KW

NHK−FM   84.8MHz  250W
広島FM     77.1MHz  500W

FMおのみち  79.4MHz   20W 


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