送 信 塔 見て歩き
広島県 ・ 中継局
広島県のT様提供の画像で紹介します。


八本松正力テレビ中継局  2013年2月撮影

八本松正力中継局は、東広島市八本松町正力の高台にあります。この中継局からは、アナログ・デジタルとも
NHKのみの送信です。2010年11月にデジタル化されました。撮影時点では、アナログ設備がまだ残っているようです。

全景を角度を変えて2枚。

八本松正力局では、デジタル局舎は新築ですが、鉄塔はアナログのものを継続使用のようです。 


最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。
送信アンテナは、2波共用で4L2段1面+4L1段1面。 チャンネルごとに親局が異っていました。
Gは、8素子八木2列で比治山受け。Eは、3mグリッドパラボラで八本松局受けです。

比治山の7チャンネルを受けようとするとどこかの局と混信していたようです。Gもパラボラで受ければ、アンテナが一つで済みますが・・・。
(中継段数を減らしたいとか、別の問題があるのでしょうか。)

なお、デジタル化に際して、送信アンテナをアナ・デジ共用としたようです。

 


それでは、提供いただいた画像を見てみましょう。

鉄塔を別角度から2枚。

 

送信アンテナを角度を変えて3枚。アナ・デジ共用になってからも形式に変更はないようです。

 

局舎を角度を変えて3枚。

 


鉄塔の根元にあるアナログ機器の表札です。

デジタル局舎の表札です。

 


受信アンテナもアナログのものが、まだ残っているようです。

上段のパラボラは、Eの八本松局受け。

 


下段の八木は、Gの比治山受け。
 八木もパラボラも同じ方向に向いています。当局からは、八本松局と比治山は同じ方向のようです。 

ところで、デジタル用と思われる受信アンテナが見当たりません。別の場所にあるのでしょうか、それともグリッドパラボラでデジタルも受けているのでしょうか?。
(NHKでは、受信アンテナのアナ・デジ共用は見かけませんが・・・。)

 

よく観察すると、送信アンテナのすぐ下にあるリングアンテナが受信アンテナと思われます。
向きもアナログ受信アンテナより、すこし東向きで、絵下山方向と思われます。

 

鉄塔下部を2枚。

 

鉄塔のアナログ銘板です。2枚あります。

 


こちらはデジタル銘板です。

GPSです。

 



教育テレビ親局の八本松中継局です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育
チャンネル 56ch 52ch
出力

各局とも

0.5W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって放送を終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育
チャンネル 46ch 51ch
リモコン
出力

各局とも

0.05W

八本松正力中継局では、民放各社はアナログ・デジタルとも中継局を設置していません。


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