送 信 塔 見て歩き
和歌山県 ・ 中継局


橋本東テレビ中継局  2013年5月 撮影

橋本東中継局は、栃原中継局がある栃原岳の西側中腹(標高 約450m地点)にあります。奈良県に設置されたWTVの越境中継局です。
栃原岳から、紀ノ川が流れる谷沿いにパラボラアンテナでビームを絞って送信しています。1999年3月の開局です。
山頂から西方向を見ると、ちょうど橋本方向が谷間になっていてよく見えます。
D−paのエリアマップを見ると細長く、かつらぎ町中心部あたりまでをエリアにしているようです。

2008年3月にデジタル化されました。訪問時には、アナログ設備がまだ残っているようでした。


一方、NHK和歌山はアナログ時代には、栃原岳から電波を出していませんでしたが、デジタルでは栃原中継局に併設する形で中継局を設置しました。
「紀ノ川橋本」と云う局名で2011年10月に開局しました。(栃原中継局のページで合わせて紹介しています。こちらからどうぞ

それでは、画像で紹介します。



栃原岳山頂から見た西方向です。中継局は右下隅に見えています。

拡大しました。中継局は斜面に設置されています。

 


全景です。


敷地の様子を角度を変えて2枚。表札・看板の類はありません。

 

鉄塔には西向きに3基のパラボラがあります。送受信ともパラボラで方向も同じと、パッと見、テレビ送信所には見えません。

まずは、アナログ当時の様子からです。
送信アンテナは、1.2mグリッドパラボラです。また、受信アンテナも1.8mグリッドパラボラで九度山中継局受けでした。

現状の設備を見ると、受信パラボラはアナ・デジ兼用の大きなもの(3m?)に変更されているようです。また、一番上にデジタル送信パラボラ(1.2m)が追加のようです。

 


受信アンテナです。

隅にパラボラが転がっています。以前使用していたアナログ受信用でしょうか。

 


局舎は、高床式です。

三角鉄塔です。

 


GPSです。

放送モニターアンテナと親局(?)モニターアンテナです。

 


ところで、橋本東中継局は栃原岳山頂からよく見えますが、TVNデジタル中継局横から分岐した道路は行き止まりです。
山頂から直接行けそうな道が見当たりません。ふもとから別ルートがあるのでしょうか。

しかし分岐地点まで戻り、辺りをよく観察すると道路脇に踏み跡らしいものを見つけました。
この踏み跡を100mほど行くと橋本東中継局がありました。(なお、下から上がって来る別ルートはなく、この踏み跡が唯一の進入路です。)



栃原岳山頂から見た西方向です。橋本市と思われます。

 

中継局データ

アナログ WTV
チャンネル 56ch
出力 3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル WTV
チャンネル 30ch
リモコン
出力 0.3W

©2013 送信塔見て歩きWeb