送 信 塔 見て歩き
和歌山県 ・ 中継局

N様提供の画像で紹介します。


橋本テレビ中継局  2021年3月撮影

橋本中継局は、橋本市清水の国城山中腹に設置されています。

最初にかつてのアナログ中継局の説明です。

当継局の開局は、NHKが1980年12月末、民放5社は翌1月末です。(なぜか1か月タイムラグがあります。)
NHKと民放の2グループに分かれて設置されています。

NHK−G・E、MBS、ABCがアナアナ変更の対象でした。
変更前のチャンネルはNHK−Gが23ch、Eが21ch、MBSが47ch、ABCが27chでした。

以下は、アナアナ変更前の様子です。
送信アンテナは、各社とも4L1段2面(垂直偏波)です。(NHKは2波共用、民放はMBSが単独で上段、他社は共用で下段です。
これは、送信チャンネルによるものと思われます。)また、民放側は1982年3月にサービスエリアを調整しているようです。

受信はNHKは約200m離れた場所で2波共用3mグリッドパラボラにて九度山中継局受け、大阪民放4社は送信点で個別の12素子
八木アンテナ2列にて生駒山受け、WTVは送信点で3mグリッドパラボラにて九度山中継局受けです。

なお、アナアナ変更後の送信アンテナ設置状況は未確認です。

2008年3月に全社同時にデジタル化されました。

投稿者様によりますと、土砂崩れのため登山道が通行止めだったとのこと。 2か所から撮影した遠景画像で紹介します。



JR紀伊山田駅近くからの撮影です。

 


拡大しました。 デジタル化では、アナログ中継局を継続利用のようです。

右側の受信パラボラの拡大です。 大阪広域民放のものと思われます。

資料によると、デジタル中継局は、NHKは鉄塔はアナログからの継続利用、局舎は新築です。一方民放は、鉄塔・局舎とも継続利用です。
送信アンテナは、NHKはアナログの下に4L1段2面を設置、民放はMBSアンテナをアナデジ兼用タイプにしたようです。

受信は、NHKは共用1.2mプレートパラボラにて、九度山固定局TTL受け、大阪広域民放4社は約700m離れた場所で共用3mグリッドパラボラにて栃原中継局放送波受け、
WTVは約60m離れた場所で2mプレートパラボラにて九度山中継局放送波受けです。

 


こちらは、JR橋本駅からの撮影です。

 


拡大しました。

 


さらに拡大しました。 資料からの判断では、左が民放、右の少し低い側がNHKと思われます。

 


通行止めの案内板です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 MBS ABC KTV YTV WTV
チャンネル 52ch 50ch 54ch 58ch 29ch 31ch 25ch
出力 各局とも 10W

当中継局では、NHK−G・E、MBS、ABCがアナアナ変更の対象でした。
変更前のチャンネルはNHK−Gが23ch、Eが21ch、MBSが47ch、ABCが27chです。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 MBS ABC KTV YTV WTV
チャンネル 28ch 32ch 42ch 36ch 44ch 34ch 46ch
リモコン 10
出力 各局とも 1W

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