送 信 塔 見て歩き
和歌山県 ・ 中継局

N様提供の画像で紹介します。


御坊テレビ・FM中継局  2021年6月撮影

御坊中継局は、御坊市湯川町富安の白馬山に設置されています。御坊市の北端、山中になります。

最初にかつてのアナログ中継局の説明です。

開局はNHKが1964年9月、大阪民放4社が1968年7月、WTVが1974年4月です。

当中継局は、和歌山県で最初に開局したNHK中継局です。(和歌山基幹局の開局は、1971年6月です。)
開局日付から見て、前回の東京オリンピックを意識したようです。WTVは、基幹局と同時の開局です。
(和歌山県では、NHK新宮中継局も同年10月1日に開局しています。)

当中継局は、 NHKと民放の2グループに分かれて設置されています。

送信アンテナは、NHKは2波共用6L2段4面、民放は5社共用4L3段4面です。
受信はNHK−Gは送信点で3mグリッドパラボラにて和歌山基幹局受け、NHK−Eは約1km離れた地点で12素子八木2列2段にて生駒山受け、
大阪民放4社はそれぞれ約1.1km離れた地点で個別の12素子八木2列にて生駒山受けです。WTVは送信点で、3mグリッドパラボラにて和歌山基幹局受けです。

また、NHKでは1996年3月にアンテナを更新しているようです。

当中継局には、NHK−FMがNHKテレビ中継局に同居しています。開局は1968年3月です。

NHKは2008年2月に、民放は翌3月にデジタル化されました。

当中継局は、アナログ・デジタルとも和歌山県中部の親局の役目を果たすとともに県南部への番組伝送の要(かなめ)となっています。

デジタルでは、NHK・民放とも和歌山基幹局に併設の固定局の電波をTTL受けし、槇山(田辺北)、有田吉備の各局へTTL伝送しています。
また、御坊周辺の局へは放送波伝送です。



南側ふもとから見た 遠景です。 (中継局まで、直線距離で約2.5km地点です。)

 


少し拡大しました。 放送用以外にも鉄塔があるようです。
  


それでは、中継局別に紹介します。

NHK 民放5社共用 WBS FM

 


 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 MBS ABC KTV YTV WTV
チャンネル 49ch 51ch 53ch 57ch 59ch 61ch 55ch
出力 各局とも 100W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM  83.9MHz  100W
WBS FM   92.4MHz  100W


デジタル NHK総合 NHK教育 MBS ABC KTV YTV WTV
チャンネル 21ch 13ch 47ch 15ch 17ch 14ch 24ch
リモコン 10
出力 各局とも 10W

©2021 送信塔見て歩きWeb