送 信 塔 見て歩き
兵庫県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


篠山テレビ・FM中継局  2016年12月撮影

篠山(ささやま)中継局は、篠山市の衣笠山山頂部にあります。 2008年9月にデジタル化されました。

最初に、かつてアナログ中継局の説明です。
開局は、NHKが1967年11月、SUNが1973年12月、大阪民放4社が1984年5月です。
また、NHK−FMの開局は1967年11月です。

中継局は、NHK・SUNが共用、大阪民放4社が共用の2グループに分かれています。

送信アンテナは、NHK2波とSUNが共用6L1段1面+2L1段3面の構成です。
大阪民放4社は、全社共用4D2段1面+4D1段3面の構成です。
受信は、全局送信点で、NHK−Gは4mグリッドパラボラにて摩耶山(神戸基幹局)受け、NHK−Eは12素子八木2列2段で生駒山受け、
大阪民放4社は個別の12素子八木2列で生駒山受け、SUNは4mプレートパラボラにて摩耶山(神戸基幹局)受けです。

ところで当中継局では、NHKの開局当初の局名は「丹波城東」でした。1982年3月17日に今の「篠山」に変更されています。
変更の理由や同居するサンテレビの中継局名がどうだったかは未確認です。
(サンテレビの局名は、最初から「篠山」だったと推測します。なお、ネット上には中継局名に関しての情報は無いようでした。)
このNHK局名、表札に今も残っています。下方で紹介します。

それでは、画像で現在の様子をどうぞ。


NHK・SUN中継局


デジタル化に際しては、局舎はアナログからの継続、鉄塔は局舎横に三角鉄塔を新築しました。

 

デジタル送信アンテナはアナログと同じ、3波共用6L1段1面+2L1段3面の構成です。

 

番組伝送は、NHK2波とSUNの共用1.2mプレートパラボラにて、篠ヶ峰固定局TTL受けです。 角度を変えて2枚。

 

局舎屋上の鉄塔はFM専用になりました。FM送信アンテナはST2段です。

アナログ時代には、FMのSTの上にテレビアンテナが付いていました。
そして局舎屋上の反対角にNHK−G受信の4mグリッドパラボラが付く鉄柱がありました。
また、地面にはSUN受信の4mプレートパラボラが建っていました。 (最初の画像の局舎前、デジタル鉄塔の左隣あたりです。)

 


FM受信アンテナはデジタル鉄塔にあります。5素子八木2列にて摩耶山受けです。

FMモニターアンテナです。

FM受信アンテナは、以前は地面に建っていたものが、デジタル鉄塔新築で上へ移動したものと推測します。(未確認です)

 


局舎です。

表札は、以前の中継局名「丹波城東」のままです。

看板です。

看板はデジタルのものに書き換えられています。アナログ時代には、地面からSUN看板も建っていました。
ほぼ同じ場所にあった受信パラボラとともに撤去されたようです。

 


モニターアンテナとGPSです。

別角度からのラックです。

鉄塔の銘板です。

大阪民放中継局


民放中継局はデジタル化に際して、局舎・鉄塔ともアナログからの継続です。

アナログ時代には、この鉄塔の中間部両側に受信八木アンテナが沢山付いていました。

 

送信アンテナは、アナログと同じ全社共用4D2段1面+4D1段3面の構成です。
アナログアンテナは、この上に付いていましたが撤去済みです。

受信は、4社共用2mプレートパラボラにて篠ヶ峰固定局TTL受けです。

GPSです。

モニターアンテナです。
局舎です、右側2つはデジタル化後に新設されたようです。 角度を変えて2枚。

 


表札です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 MBS ABC KTV YTV SUN
チャンネル 43ch 45ch 33ch 35ch 37ch 39ch 41ch
出力 各局とも 30W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM  83.8MHz   10W

Kiss−FMは中継局を設置していません。


デジタル NHK総合 NHK教育 MBS ABC KTV YTV SUN
チャンネル 22ch 13ch 16ch 15ch 17ch 14ch 26ch
リモコン 10
出力 各局とも 3W

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