送 信 塔 見て歩き
兵庫県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


兵庫日高テレビ中継局  2016年5月撮影

兵庫日高中継局(民放の局名は単に「日高」です。NHKでは、北海道に「日高」を名乗る中継局あるため頭に兵庫と付けています)は、
豊岡市日高町(旧 城崎郡日高町)佐田にある山の山頂部にあります。
(地元では、城山や立尾山と呼ばれているようです。国土地理院の地図には名称がありません。)

ここで、アナログ中継局の説明です。
当中継局は1970年1月に全社同時開局です。また、設置場所の関係なのか但馬地域では珍しい全社共用中継局になっています。
また、民放は1989年11月に、NHKは2002年8月に機器を更新しているようです。
(NHKは、それ以前にも更新があるのかもしれません。)

送信アンテナは4L1段2面で、なぜか3セットに分かれており、上からNHK2波共用、KTV・YTV共用、MBS・ABC・SUN共用です。
受信は送信鉄塔のパラボラ ・ NHKは3mプレートパラボラ(下段)、民放は4mプレートパラボラ(上段)にて、どちらも香住中継局受けです。
(民放では、アナデジサイマル時に、受信アンテナをアナデジ共用オフセットパラボラに切り替えられていたようです。)

2008年11月にデジタ化されました。アナログ中継局を継続利用です。(山頂部が狭いため、新たな建築物を建てられないようです。)
なお、訪問時には、アナログ関係の設備は撤去済みです。

それでは、画像で現在の様子を紹介します。



全景です。

 

鉄塔を角度を変えて2枚。

 

送信アンテナです。角度を変えて2枚。

送信アンテナは、アナデジサイマル時に、上段のNHKは、アナデジ4波共用に取り替え、民放は、下段のMBS・ABC・SUNを
中段と共用させ、下段を空けて、そこにデジタルアンテナを設置しました。

現在は、アナログ専用だった中段が撤去され、中抜けになっています。(民放アンテナがアナログ時代に2つに分かれて
いなかったり、スペースがなかった場合は、10波共用になっていたかも・・・。いや、その場合は、上へ伸ばすか・・・。)

 


局舎です。

看板です。

 


受信アンテナを見上げてみました。


1.2mプレートパラボラです。

オフセットパラボラです。

2基のパラボラのうち、プレートパラボラはNHK2波共用の香住固定局(中継局に併設)受け、
オフセットパラボラは民放5社共用の香住中継局放送波受けです。
このオフセットパラボラは、アナデジサイマル時にはアナデジ共用だったようです。

敷地に余裕がないためか、デジタル化の対応に送受信とも苦労があったようです。

 


GPSです。

用途不明の八木アンテナがあります。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 MBS ABC KTV YTV SUN
チャンネル 51ch 49ch 53ch 57ch 59ch 61ch 55ch
出力 各局とも 10W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 MBS ABC KTV YTV SUN
チャンネル 19ch 21ch 27ch 31ch 29ch 20ch 18ch
リモコン 10
出力 各局とも 1W

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