送 信 塔 見て歩き
兵庫県 ・ 固定局
N様提供の画像で紹介します。


栗栖デジタルTTL固定局  2021年7月撮影

栗栖デジタル固定局は、たつの市新宮町の二子山に設置されています。
南側ふもとの須貴神社付近から、獣害予防の柵を通り、約3kmの道のりです。付近には、携帯各社の基地局や行政の無欄局も設置されています。

当固定局は、兵庫県の西隅にある佐用テレビ中継局へ番組を伝送するために設置されています。
姫路固定局・中継局からの電波を中継しています。
なお、使用している社はNHKと大阪広域民放4社です。SUNは佐用中継局で直接 摩耶山の放送波を受けています。

アナログ時代、当地にはNHK栗栖テレビ中継局が設置されていました。

ここで、アナログテレビ中継局の説明です。開局は、1968年2月です。

送信アンテナは、10m高の自立式鉄塔に2波共用90CR1段2面+90CR2段1面の構成です。
受信は、送信点で2波共用4mグリッドパラボラにて神戸基幹局(Eは神戸中継局)受けです。

1983年10月には、2波とも親局並びにチャンネルの変更がされているようです。

2003年夏にKTVは、アナアナ変更対策の一環で佐用中継局向けに当中継局から垂直偏波で電波を出していました。

三日月中継局は、当中継局を親局としていました。
また、佐用中継局では、NHK−Eのみ当中継局を親局にしていました。(佐用中継局のNHK−Gと民放5社は神戸局を親局にしていました。)


それでは、画像で栗栖デジタル固定局を紹介します。


全景です。

当デジタル固定局は、2010年2月に開局しています。
大阪広域民放4社も相乗りです。


鉄塔の全景です。


表札です。 アナログテレビ時代のままです。

 

敷地の様子を角度を変えて2枚。

パラボラ鉄塔の基礎部分のコンクリートは新しく見えます。 アナログ鉄塔がどこにあったのかは、未確認です。

 


こちらは、姫路に向くアンテナ群です。

こちらは、佐用中継局に向くパラボラです。

鉄塔を角度を変えて2枚。

 


上段は、NHKの姫路・仁寿山固定局TTL受け2mプレートパラボラ、
下段は、大阪広域民放4社の姫路中継局放送波受け3mグリッドパラボラ  

こちらは、佐用中継局向けのTTL送りの1.2mプレートパラボラです。
NHKと大阪広域民放4社とは別々です。どっちがどっちかは不明です。

 


民放は、予備に16素子リングアンテナ2;列でも姫路局を受けています。     

このアンテナは、佐用中継局のモニター用でしょうか。 未確認です。

 


GPSです。 

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育

KTV

チャンネル 43ch 45ch 48ch
出力 10W 10W 1W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
また、当中継局は、デジタル化されずに廃局になっています。

なお、KTVが一時期 補完中継局を置いていたようですが、詳細は未確認です。 


路面と勾配(旧 北摂ひっそり)様のHPによりますと、当固定局から少し先に行ったところに、兵庫県企業庁が設置した
CATVの受信アンテナもあるようです。


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