送 信 塔 見て歩き
兵庫県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


神戸長田テレビ中継局  2016年4月撮影

神戸長田中継局は、神戸市長田区東丸山町の聖天山に設置されています。

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。
開局はNHKが1967年3月、サンテレビを含む民放5社は1974年1月です。開局時期が大きく違うため、NHKと民放の
2グループに分かれて設置されています。

送信アンテナは、どれも2L1段4面です。NHKはなぜか2波が別々で、上段が総合テレビ、下段が教育テレビです。
民放も、2グループに分かれており、上段がKTV・YTVの2社共用、下段がMBS・ABC・SUNの3社共用です。
民放の組み合わせはチャンネル別でもなさそうなので、よく分かりません。

受信は、NHKが2波共用の1.8mグリッドパラボラ、大阪民放4社が4社共用の2.4mグリッドパラボラ、SUNが90CRで、
全局 摩耶山受けです。
面白いことに、NHKが1999年3月に送信アンテナの高さを引き上げています。また、大阪民放4社は1981年4月に親局を変更しています。

デジタル化は、NHKが2009年3月、民放各社は同年11月と、少し間があります。

それでは、画像で現在の様子を紹介します。 アナログ設備は、すでに撤去済みです。



神戸電鉄・丸山駅付近から見た遠景です。

 


拡大しました。 左がNHK、右が民放です。

 


中継局前からの画像です。 手前がNHK中継局、奥に民放中継局が見えます。


デジタル化に際しては、各社ともアナログ局舎・鉄塔を継続使用です。

最初はNHK中継局です。


NHKの全景です。

 


鉄塔の様子です。

送信アンテナを拡大しました。

NHKでは、下段の教育テレビのアナログアンテナをアナデジ共用化し、アナデジサイマル時には、
デジタル2波と合わせて3波出ていました。(なぜ、下段がデジタルと共用されたのかは謎です。)

現在はアナログアンテナが取り外され、下段のみになっています。

 

局舎を角度を変えて2枚。

 


表札です。

看板です。

 


受信アンテナです。パラボラが2基あります。

このオフセットパラボラは、NHK−Gの摩耶山受けです。

 

NHK−Eは、この2基(2.4mグリッドパラボラと16素子リングアンテナ)でダイバシティを組み生駒山受けです。

 


GPSです。

鉄塔の銘板です。

 


続いて民放中継局です。

全景と鉄塔を少し角度を変えて2枚。

 


民放の送信アンテナは、アナログは下段に集約し、上段にデジタルアンテナを新設しました。

現在は、アナログアンテナが取り外され、上段のみになっています。

 


局舎です。

 

大阪民放4社は、16素子リングアンテナ2列2段(左画像)で生駒山受けです。

SUNは、オフセットパラボラ(右画像)で摩耶山受けです。(このパラボラはアナデジサイマル時にはアナデジ共用だったようです。)

なお、NHK、民放とも全局放送波受けです。

 

中継局データ

NHK総合 NHK教育 MBS ABC KTV YTV SUN
チャンネル 44ch 46ch 38ch 40ch 42ch 48ch 34ch
出力

各局とも

3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 MBS ABC KTV YTV SUN
チャンネル 22ch 29ch 37ch 35ch 39ch 33ch 26ch
リモコン 10

出力 各局とも 0.3W

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