送 信 塔 見て歩き
兵庫県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


中町テレビ中継局  2016年12月撮影

中町中継局は、多可郡多可町の浅香山にあります。町の中心部からすぐ東側の山です。多可町や西脇市の一部をエリアとする中継局です。

最初に、かつてアナログ中継局の説明です。
開局はNHKが1967年12月、民放5社が1993年2月です。NHKと民放は、開局時期が25年近くも開いています。何なんでしょうか。
中継局もこの2グループに分かれて設置されています。

送信アンテナは、どれも4L1段2面+2L1段1面の構成です。
NHKは2波共用、民放側は2段に分かれており、上がYTV・SUNの2社共用、下がMBS・ABC・KTVの3社共用です。
受信はアナアナ変更の絡みで、アナログ終盤で一部変更があったようです。

以下はアナログ終盤の様子です。すべて送信点で受信しています。
NHKは2波共用4mグリッドパラボラにて摩耶山受け、MBS・KTV・YTVは共用4mグリッドパラボラにて北淡垂水中継局受け、
ABCとSUNは共用2.4mグリッドパラボラ2列にて西脇中継局受けです。(MBSなど3社は、2003年3月に受信親局を
西脇中継局から北淡垂水中継局iに変更していることを別の資料で確認できました。 以前の受信アンテナは、上記の
2.4mグリッドパラボラ2列で民放全社共用でした。)

デジタル化はNHKは2009年3月、民放5社は同年11月です。どちらのグループもアナログ中継局を継続使用しています。

それでは、画像で現在の様子を紹介します。 アナログ中継局は撤去済みです。


遠景です。

 


上記撮影場所からの拡大です。 左が携帯電話、中央が民放、右がNHKです。


NHK中継局

全景を角度を変えて2枚。

 

送信アンテナです。 デジタルも4L1段2面+2L1段1面の構成です。

 


番組伝送は、1.2mプレートパラボラにて西脇固定局TTL受けです。 アナログ時代には、4mグリッドパラボラも鉄塔にありました。

また、アナログ時代の一時期、これとは別のプレートパラボラも付いていたようです。(用途は未確認です。)

 


局舎と表札です。

 


モニターアンテナです。

GPSです。

 


民放中継局


全景です。

アナログ終盤の時期には、二つ並んだグリッドパラボラの上に、さらに大きな4mグリッドパラボラが付いていました。

 

送信アンテナです。 民放デジタルも4L1段2面+2L1段1面の構成です。

 


局舎です。

表札です。 デジタル表示になっています。

 


受信パラボラです。

別角度から。

パラボラの銘板です。

受信は、大阪民放4社はアナログ時代からの2.4mグリッドパラボラ2基をダイバシテイ化して西脇中継局放送波受けです。

SUNは、上記2.4mグリッドパラボラの片方を利用し、摩耶山(神戸基幹局放送波)受けです。

中町中継局から見て、西脇中継局と摩耶山が ほぼ同一方向だからできる技ですが、SUNが、なぜこんなことをする必要があるかは未確認です。
(西脇中継局を受けると混信でもあるのでしょうか。)

 


GPSです。

モニターアンテナです。

 



風景です。

 


登山道です。 親切な道しるべがあるようです。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 MBS ABC KTV YTV SUN
チャンネル 43ch 45ch 33ch 35ch 37ch 41ch 39ch
出力 各局とも 10W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 MBS ABC KTV YTV SUN
チャンネル 18ch 20ch 25ch 24ch 32ch 23ch 21ch
リモコン 10
出力 各局とも 1W

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