送 信 塔 見て歩き
兵庫県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


津名テレビ中継局  2016年4月撮影

津名中継局は淡路島・中部の大阪湾側、淡路市中田の高山にあります。当中継局はアナログではSUNのみの置局でした。
デジタルでも当初はSUNのみでしたが、後からNHKも開局しています。

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。
SUNの開局は1992年3月です。支柱式の14m鉄塔に送信アンテナは、4L2段1面+4L1段1面+2L1段1面の構成でした。
(方向によって電波の飛び方を調整しています。)
受信は、約100m離れた地点で2.4mグリッドパラボラにて摩耶山を受けていました。

SUNでは2010年3月にデジタル化しています。一方、NHKがここにデジタル新局として開局したのは2010年12月で、
約8か月の開きがあります。
SUNはアナログ中継局をデジタル化し、NHKは単独で中継局を新築しました。

それでは画像で現在の様子を紹介します。まずは、全景です。



NHK側から見た中継局の全景です。 


個別に中継局を見ていきます。まずは、先発のSUNです。

全景です。鉄塔を見ますとデジタルアンテナは、アナログアンテナの下に取り付けられ、
アナログ終了後、先端のアナログアンテナが取り外され、現在に至っているようです。

 


送信アンテナの拡大です。アナログと同じ形式です。

 

局舎を角度を変えて2枚。

 


表札です。アナログ時代のまま継続表示です。

局舎下部にも補助金関連の銘板があります。

SUNアナログ中継局では、開局に補助金が出ているようです。(デジタル開局時に補助金が出ているのかは未確認です。)

 


こんな表示板があります。

GPSとモニターアンテナです。

 
ところで、受信アンテナの画像がありませんが、資料によりますと、受信はアナログと同じ場所、同じアンテナを使用しているようです。
(当デジタル中継局は開局当初、送受信が同じチャンネルのSFN中継局でした。のちにチャンネルリパックしています。)

また、送信アンテナの取り付け方を見ると、チャンネルリパックはアンテナを交換せず、調整で済ませたようです。


続いてNHKです。 こちらは2010年12月に開局したデジタル新局です。

全景を角度を変えて2枚。

 


鉄塔上部の様子です。

送信アンテナを拡大しました。

SUNとは、アンテナの取り付けられ方が異なります。

 


こちらの受信はTTLのようです。

 


局舎です。

表札です。

 


GPSとモニターアンテナです。

 


鉄塔基部です。

鉄塔の銘板です。

当中継局のサービスエリアは、大阪湾に面した地域で、正面に生駒山が見えますので、大阪民放各社は中継局を設置していません。
また、NHKも大阪局が受信できるため、アナログ時代には中継局を設置していなかったものと思われます。
NHKは、デジタルでは考え方が違うようです。

 

中継局データ

SUN
チャンネル 47ch
出力 10W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHKと大阪民放4社はアナログでは開局していません。


デジタル NHK総合 NHK教育 SUN
チャンネル 29ch 35ch 28ch
リモコン
出力 各局とも 1W

SUNの開局当初のチャンネルは26chでしたが、2011年9月から10月にかけてチャンネルリパックが行われ、
28chに変更されました。(他地域で混信が発生していたようです。)


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