送 信 塔 見て歩き
大阪府 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


テレビ大阪 池田テレビ中継局  2016年4月撮影
NHK 箕面千里丘テレビ中継局

サービスエリアを大阪府に限定されているTVOは、基幹放送所が生駒山の西側山腹にあるため大阪府北部には、
電波が届きにくく、いくつか単独で中継局を設置しています。
当中継局も その中の一つです。池田市東山町のゴルフ場付近にあります。(ゴルフ場敷地を通らずに行けるルートがあるそうです。)

アナログ時代に、ここに中継局を置いていたのはTVOのみで、デジタルではTVOが2008年3月に開局し、
NHKが箕面千里丘の局名で2013年2月に開局しました。
(NHK川西池田局は、宝塚市の釣鐘山にあります。←別ページで紹介しています。)

同じ場所にありながら局名が異なるとおり、TVOとNHKのサービスエリアは大きく異なります。
TVOは送信点の北西側(下記図のオレンジ色)、NHKは反対の南東側(同 ピンク色)をそれぞれサービスエリアにしています。


D−paから組織が変わったA−PABの「放送エリアのめやす」より

TVOのエリアは池田市のほぼ全域。NHKのエリアは箕面市の一部と吹田市千里丘方面、と どちらも局名のとおりです。

デジタルでは、千里丘辺りに難視聴が発生しているようですが、大阪民放4社は問題ないのでしょうか?。

TVOは、千里丘をどうしているのかと思って、さらに「放送エリアのめやす」で調べると箕面中継局でカバーされていました。

ここからは、かつてのTVOアナログ池田中継局の説明です。
当中継局は、1984年4月の開局です。自立式鉄塔に4L1段2面(垂直偏波)の送信アンテナが取り付けられていました。
受信は、送信点で3mグリッドパラボラにて生駒山受けです。

それでは、画像で現在の様子を紹介します。


全景を角度を変えて2枚。

 

局舎を角度を変えて撮影。

 


さらに別角度から。

画像から判断すると、TVOはアナログ設備をそのまま再利用しデジタル化したようです。
NHKは局舎を新築し、ラックを伸ばしTVO鉄塔に相乗りです。

 

鉄塔を角度を変えて2枚。

 

鉄塔上部を角度を変えて2枚。

送信アンテナと受信パラボラです。最初に説明した通り、2面(TVO)と1面(NHK)の送信アンテナが反対方向に}
取り付けられています。

また、高い位置に受信パラボラがあります。 この1.8mグリッドパラボラは、TVO生駒山放送波受けと確認できましたが、
NHK中継局は最近の開局で手元に資料がなく、詳細が不明です。 ただ、両社共用のパラボラの可能性が高いと思われます。
(アナログ時代の3mに比べ小さくなっています。)

 


元々のTVO池田中継局の敷地の範囲です。

TVO局舎を拡大しました。

 


表札です。

看板です、デジタルのものに変わっています。

 


こちらは、NHK局舎です。新築です。

表札です。

 


モニターアンテナが別々にあります。

TVOのGPSです。

 

中継局データ

TVO池田中継局

アナログ TVO
チャンネル 47
出力 3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル TVO
チャンネル 28
リモコン
出力 0.5W

アナログとデジタルの出力を比べると、実質若干増力されています。


NHK箕面千里丘中継局

デジタル 総合 教育
チャンネル 41 36
リモコン
出力 各局とも 2W

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