送 信 塔 見て歩き
京都府 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


野田川テレビ中継局  2016年11月撮影

野田川中継局は京都府与謝郡与謝野町三河内の山中にあります。
2008年11月にデジタル化されました。

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。
開局は、NHKが1966年12月、大阪民放4社が1971年9月、KBSが1972年11月です。
中継局はNHKと民放の2グループに分かれて設置されています。

送信アンテナは、どれも4L1段3面(垂直偏波)の形式です。NHKでは2波共用、民放は上がYTVとKBSの共用、
下がMBS・ABC・KTVの3社共用です。
受信は、NHKは約300m離れた地点で、民放5社は約360m離れた地点で、それぞれ2.4mプレートパラボラにて宮津中継局受けです。

それでは、現在の様子を画像で紹介します。NHK・民放ともアナログ中継局を継続利用して中継局をデジタル化しました。
(民放は局舎を増築したようです。)


NHK中継局


全景と鉄塔の拡大です。

 

送信アンテナはアナログと同じく4L1段3面(垂直偏波)の形式です。

 


受信は、鉄塔の2波共用1.2mプレートパラボラにて宮津固定局TTL受けです。

 


局舎です。

表札です。

看板です。アナログチャンネルがテープで隠されているようです。

 


モニターアンテナです。



こちらは、約300m離れた登山道脇にあるアナログ受信パラボラです。まだ残っています。実にラッキーです。

 

さらに別角度から。 薄くNHKの旧ロゴが見えます。
 

民放中継局


全景と鉄塔の様子です。

 

送信アンテナはアナログと同じく4L1段3面(垂直偏波)の形式です。このアンテナは、アナログデジタル兼用のようです。

 

局舎と表札です。

 


許可証です。

 


受信パラボラです。

GPSです。

受信は、鉄塔の全社共用2mプレートパラボラにて宮津固定局TTL受けです。


当中継局の親局は全社、アナログもデジタルも宮津です。
デジタル受信は送信点でのTTL受けですので、送信点から宮津中継局が見えるようです。
とすると、アナログ時代に離れた場所で受信していたのは、宮津中継局の電波と他の局が混信していたからなのでしょうか。
それとも電波状況が複雑な地域なのでしょうか。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 MBS ABC KTV YTV KBS
チャンネル 44ch 46ch 34ch 36ch 38ch 42ch 40ch
出力 各局とも 10W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 MBS ABC KTV YTV KBS
チャンネル 19ch 21ch 27ch 31ch 29ch 30ch 28ch
リモコン 10
出力 各局とも 1W

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