送 信 塔 見て歩き
京都府 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


峰山テレビ中継局  2016年11月撮影

峰山中継局は京丹後市峰山町西山にあります。テレビとFMの中継局です。2007年11月にデジタル化されました。

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。
開局は、NHKが1965年8月、大阪民放4社が1969年10月、KBSが1971年10月です。
NHKと民放の2グループに分かれて中継局は設置されています。

送信アンテナは、どれも4L2段4面の形式です。NHKでは2波共用、民放は上がYTVとKBSの共用、
下がMBS・ABC・KTVの3社共用でした。
受信は、NHKは約450m離れた地点で2波共用1.8mプレートパラボラにて、民放も ほぼ同じ場所で5社共用
3mプレートパラボラにて、どちらも宮津中継局受けです。

一方、FM中継局の開局は、NHKが1967年10月、FM京都は1991年7月です。設備については画像で説明します。

それでは、現在の様子を画像で紹介します。 デジタルでもNHKと民放は別々に中継局を整備しました。


NHK中継局


全景を角度を変えて2枚。 壁面に2社のロゴがあります。

NHKでは局舎・鉄塔ともアナログからの継続利用です。

 


鉄塔は地面に建っています。

 

テレビ送信アンテナを角度を変えて2枚。アナデジサイマル時代の様子は未確認です。

 


こちらは、FM送信アンテナです。

FM送信アンテナは、NHKとFM京都共用の2L1段4面です。

三角鉄塔に4面取り付けのため、枠が大きいです。

 

局舎と表札です。 表札の表示が、なぜかFMになっています。FM開局時に建てた局舎なのでしょうか。謎です。

 


パラボラです。

局舎と鉄塔は長いラックで繋がっています。

受信は送信点で2波共用2.4mプレートパラボラにて舞鶴固定局TTL受けです。

当中継局には、固定局が併設され 1.2mパラボラにて、 さらに久美浜中継局へTTL伝送しています。

 

FM受信は、2社個別の5素子八木で舞鶴中継局受けです。鉄塔のものと合わせると1本余り、謎です。

 


ラックには、モニターアンテナとモニターカメラ(?)でしょうか。


民放中継局

全景を角度を変えて2枚。 民放も、局舎・鉄塔はアナログからの継続です。

 


鉄塔の拡大です。

 

送信アンテナを角度を変えて2枚。アナデジサイマル時代の様子は未確認です。

 


この90cmパラボラはKBSの久美浜中継局向けTTLです。(送り)

KBSには榎固定局TTL受けの予備回線もあるようですが未確認です。


GPSです。

受信は大阪民放はアナログパラボラ(3mプレートパラボラ)を継続使用しています。(約500m離れた山中で宮津中継局放送波受け)
KBSは、旧アナログ受信点で別の3m(?)プレートパラボラにて、宮津中継局放送波受けです。

送受信が同じチャンネルのため、離れた場所で受信していると推測します。

 


この下に受信ケーブルが埋まっているものと思われます。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 MBS ABC KTV YTV KBS
チャンネル 44ch 46ch 34ch 36ch 38ch 42ch 40ch
出力

各局とも

30W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM 83.5MHz  100W
FM京都   85.4MHz  100W


デジタル NHK総合 NHK教育 MBS ABC KTV YTV KBS
チャンネル 25ch 13ch 16ch 15ch 17ch 14ch 23ch
リモコン 10
出力 各局とも 3W

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