送 信 塔 見て歩き
京都府 ・ 中継局
N様提供の画像で紹介します。


伏見桃山テレビ中継局  2019年12月撮影

伏見桃山中継局は、宇治市莵道中山の通称・宇治高尾山と呼ばれる高台に設置されています。この高台には、
「日清都カントリークラブ」 と云うゴルフ場があります。中継局は、その南西端です。 

当中継局は、アナログ・デジタルともにNHKとKBSのみ開局しています。

最初にかつてのアナログ中継局の様子です。
開局は、NHK−GとKBSが同時に1983年4月、NHK−Eが1997年3月です。2社共用の中継局です。
大阪民放が開局していないところを見ると、生駒山の電波は届く地域のようです。(NHK−Eも遅い開局ですし・・・)

送信アンテナは3波共用4L2段1面+2L1段1面の構成です。
受信はNHK−GとKBSが共用2.4mグリッドパラボラにて京都基幹局受け、NHK−Eは8素子八木にて生駒山受けです。
(どちらも送信点で受信)

なお、当中継局の正式名称は、NHKは伏見桃山、KBSは宇治桃山のようです。

NHKは2009年3月1日に、KBSは同年4月1日にデジタル化されました。
なお、デジタル中継局には、山科中継局向けのTTL固定局が併設されています。

それでは現在の様子を画像で紹介します。 



西側の通りから見た遠景です。  同じような画像が グーグルストリートビューでも確認できます。

 


全景です。

鉄塔を拡大しました。

 

送信アンテナを角度を変えて3枚。 アナログ時代と同じ形式です。

 


鉄塔のパラボラです。

中段はNHKの2波共用2mプレートパラボラ、比叡山固定局をTTL受けです。
下段はKBSの1.8mグリッドパラボラ、京都基幹局を放送波受けです。

そして、上段の1.2mプレートパラボラは2社(3波)共用の山科中継局送りのTTLです。

 

局舎を角度を変えて2枚。

 


表札です。

モニターアンテナです。

 


ラックです。
 

ケーブルに山科送りの表示があります。固定局の存在が確認できます。
NHKとKBSでは、パラボラ内の素子が別々?

 



保守道入口です。

保守道の様子です。

通りから遠望できる辺りの「切通し」に保守道入口があります。一部、階段状の部分もあるとのことです。



こちらは、ゴルフ場敷地との境界です。 柵があります。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 KBS
チャンネル 59ch 61ch 57ch
出力 各局とも 10W

当中継局は、全チャンネルがアナアナ変更の対象でした。変更前のチャンネルはNHK−Gが29ch、NHK−Eが25ch、KBSが27chでした。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 KBS
チャンネル 25ch 13ch 30ch
リモコン
出力 各局とも 1W

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