送 信 塔　見て歩き
京都府 ・ コミュニティーＦＭ
Ｎ様、匿名希望様 提供の画像で紹介します。

ＦＭいかる

「ＦＭいかる」は、「株式会社エフエムあやべ」が運営する京都府綾部市にあるコミュニティＦＭ局です。 開局は１９９８年４月です。
（ちょうど開局２０周年ですね。ネット上を調べてみると開局記念日である４月１７日付の京都新聞にも取り上げられています。）

愛称の「いかる」は、綾部市の鳥の名前からとっているとのことです。

２００４年１０月に送信所を、それまでの綾部市上野町の藤山から綾部市中山町の横峠に変更されました。また、出力も２０Ｗに
引き上げられました。これらによりサービスエリアが拡大されました。

横峠の鉄塔は、かつて通信会社が所有していたものを綾部市が無償で譲り受け、それを当ＦＭ が借りて運用しています。
ネットで見つけた２００４年９月２４日付の「あやべ市民新聞」に掲載の写真では、鉄塔にパラボラがありますが、現在の画像を見ると
それが無いので、ＦＭいかる専用になっているのかもしれません。

２０１７年７月には、君尾山と浅根山に中継局が開設されました。　後半で紹介します。

最初は、匿名希望様提供の２０１６年１１月撮影の画像です。

局舎です。かつての通信会社のものを利用しているのかもしれません。

付近の電柱に名札があります。

送信所は、林道から少し入った場所にあるようです。

ここからはＮ様提供の画像です。２０１８年４月の撮影です。

２０１７年７月に君尾山（きみのおさん）と浅根山に中継局が開局しました。また、中継局設置に合わせて番組伝送が有線から
デジタル無線回線に切り替えられ、本社と各送信所は見通し外のため、以前送信所があった藤山に固定局が設置されました。

無線回線受けのため、本局にも受信アンテナの追加があります。　本社側のアンテナも合わせて紹介します。

それでは、電波の伝送順に見ていきます。

本社固定局

本社の全景です。屋上に垂直八木があります。

拡大しました。　これが番組伝送用の送信アンテナと思われます。

八木アンテナが やや上向きに見えるのは、藤山が近くだからと思われます。
 

藤山固定局

藤山は、綾部市中心部のすぐ南側にある標高２０１ｍの山です。　ここに固定局が設置されています。

当固定局は、本社からの番組を３つの送信所へ伝送するための中継ポイントです。

藤山の遠景です。

全景です。

鉄塔を見上げてみました。

鉄塔には、スピーカーも取り付けられていますので、元々は綾部市の防災無線のようです。ＦＭいかる は、それに便乗のようです。
なお、この鉄塔がかつて当ＦＭの本局だった鉄塔かは未確認です。

送信側です。

受信側です。

当地から見て、横峠の本局と君尾山中継局は、同一方向らしく、北東向き（左画像の右側アンテナ）の送信アンテナは１基で済ませているようです。

右画像の受信アンテナは、やや下向きです。　やはり、本社は山のふもとにあるようです。

番組伝送が無線に切り替えられたのは、有線より無線のほうが災害に強いという判断とコスト面で安上がりだからだと思われます。
なお、デジタル波による番組伝送は全国初のようです。
 

横峠・本局

全景です。

鉄塔中間部に八木アンテナが追加されています。

本局のサービスエリア（綾部市中心方向）と藤山固定局は同じ方向ですので、送受信アンテナの向きは同じ（南西向き）です。

君尾山中継局

上林地区向けの中継局です。君尾山にあります。当中継局はキャンプ場の一角にあります。（ただし、キャンプ場は２０１８年３月末で閉鎖されました。）

全景を角度を変えて３枚。

受信アンテナを拡大しました。

局舎です。

補助金の表示があります。

匿名希望様より２０２１年１１月撮影の君尾山中継局の画像が届きました。特に変化はないようです。

全景です。

こちらは、付近にある京都府の雨量計テレメータの中継基地です。

こちらは、隣接の綾部市防災行政無線局です。

Ｎ様提供の画像に戻ります。
 

浅根山中継局

志賀郷・物部地区向けの中継局です。浅根山にあります。

浅根山の全景です。

全景を角度を変えて３枚。 付近は公園になっているようです。

受信アンテナを拡大しました。

局舎です。

補助金の表示があります。

放送局データ

ＦＭいかる　　　７６．３ＭＨｚ　　２０Ｗ

君尾山、浅根山中継局の出力も２０Ｗです。

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