送 信 塔 見て歩き
滋賀県 ・ 中継局
N様提供の画像で紹介します。


マキノ海津テレビ中継局  2020年2月撮影

マキノ海津中継局は琵琶湖北部の西寄り、高島市マキノ町海津の「マキノ東小学校」敷地隅に設置されています。
彦根中継局が山陰になる地区の東側に向けて電波が出されています。(小学校の位置からは、彦根中継局は見通しのようです。)

当中継局は、アナログ時代には、NHK−GとBBCのみの開局でしたが、デジタルでは、NHK−Eや大阪民放4社も開局しています。

それでは、かつてのアナログ中継局の説明です。
2局同時に1980年8月に開局しています。共用中継局です。アナログ中継局は、同校の屋上に設置されていました。
6m高の支線式鉄柱にミニボックスと云う形式です。送信アンテナは2波共用3素子リングアンテナ3段1面(垂直偏波)、
受信は同じ場所で共用12素子リングアンテナ2列にて彦根中継局受けです。1999年11月に機器を更新しているようです。

2010年3月にデジタル化されました。アナログで未開局だったNHK−Eや大阪民放も開局しています。

アナログでNHK−Eや大阪民放が開局していなかったのは、多分、この辺りでは生駒山の電波が受信できるからだと思われます。
受信アンテナがVHFとUHFでは種類が違うので、2方向受信でも問題なかったのだと思います。
一方デジタルでは利便性を考え、UHFアンテナ1本で受信できるように大阪各局も開局したと想像します。

また、デジタル中継局の設置場所は、校舎屋上ではなく敷地の東側隅(地上)に変更されています。
こちらはメンテナンスの利便性を考え変更になったと思われす。(地上での送受信に問題ないものと思われます。)

それでは、デジタル中継局を紹介します。



西側から見た遠景です。

 


全景です。

アナログ中継局は、後方に見える校舎の屋上にありました。

アナログ時代の様子は、グーグルストリートビューで見られます2020年3月現在


拡大しました。

 

鉄塔の様子を角度を変えて3枚。

 

送信アンテナを角度を変えて2枚。 形式は全社共用3素子リングアンテナ3段1面です。(垂直偏波)

 


受信アンテナです。 角度を変えて2枚。

NHK・BBC共用と大阪民放共用の2グループに分かれています。
どちらも共用16素子リングアンテナ2列です。(上段がNHK・BBCです。) 
彦根中継局放送波受けです。

 


敷地の様子です。

機器を拡大しました。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 BBC
チャンネル 44ch 42ch
出力 各局とも 0.1W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 MBS ABC KTV YTV BBC
チャンネル 39ch 37ch 40ch 38ch 32ch 36ch 35ch
リモコン 10
出力 各局とも 0.01W

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