送 信 塔 見て歩き
三重県・中継局


北勢テレビ中継局  2007年5月撮影

北勢中継局は、いなべ市北勢町の寺山(標高 約180m)の山中にあります。 


遠方からアンテナが見えるポイントがありました。

 


アンテナを拡大しました。

 


ここから登ります。 すぐ左へ折れると八木アンテナ、林道を登り続けると送信点へ行きます。

事前調査せずに訪問したため場所が分からず、山頂と思われる場所まで行ってしまいました。そこは、薄暗く三角点があるだけでした。

周囲を見渡しながらゆっくり戻る途中に、わき道の先に鉄塔が見えたので、そこかと思い行ってみると、 CTVの受信点でした???。
また、その少し先にも、何かあったので行くと、今度はMTVの受信点でした???。

さらに戻る途中、中継局は携帯電話の基地局付近から入る道を見つけ、空振りは免れました。
中継局(送信点)の位置は、ふもとの八木アンテナからも山頂付近のパラボラからも距離が約200mの中間地点です。


はじめに中継局の説明です。
開局は、NHKが1968年10月、MTVが1983年9月、名古屋広域民放4社が1992年4月です。
中継局は、NHKは単独、名古屋民放4社とMTVは鉄塔を共用、局舎は別々の2グループに分かれて設置されています。
また、NHKとMTVは、名古屋民放開局時に増力しているようです。(MTVは送信アンテナも更新し、他社と共用にしたようです。)

それと、当中継局では、NHK−G・CBC・THKの3局がアナアナ変更の対象でした。
そのため、送信アンテナの設置状況が以前とは異なるようです。(下記で説明)


NHK中継局


全景です。

敷地の様子です。

 

鉄塔を角度を変えて2枚。

 

送信アンテナを角度を変えて3枚。

形式は、2波共用4L1段3面、南以外の方向に出ています。

受信アンテナは、総合テレビ・教育テレビとも離れた場所にあります。
受信 アンテナの対向と形式は総合テレビは長谷山受けの4mグリッドパラボラ、教育テレビは名古屋テレビ塔受けの12素子八木2列です。場所は未確認です。

 


鉄塔にリングアンテナがあります。総合テレビの予備受信アンテナでしょうか。(もしかしたら、本アンテナかもしれません。)

 


局舎です。

ロゴです。

表札です。

 


敷地境界を示す杭です。

こちらは、ケーブルが埋まっているようです。

 


民放共用中継局


全景です。NHKの50mほど先にあります。

鉄塔の拡大です。

離れた位置から。

 

送信アンテナを角度を変えて3枚。 形式は全社共用4L1段3面です。

アナアナ変更前は、2段に分かれており、上段がメーテレ・CTV・MTVの3社共用、下段がCBC・THKの2社共用だったようです。

 

民放局舎は2棟あります。 こちらは大きなほうです。 奥に小さいものがあります。 角度を変えて2枚。

 


表札です。

 


MTV単独局舎です。

MTVの表札です。

MTVは両方の局舎を使っているようですが、実際はどうなのか未確認です。

 


鉄塔基部です。

両方の局舎からラックが延びています。

 


ところで、当中継局では、各社とも受信ポイントは離れた場所にあります。

こちらは、山頂近くにあるCTVの2.4mグリッドパラボラと機器。

 

こちらは、CTVの少し北側にあるMTVの1.8mグリッドパラボラと機器。

 


通りから見えた、この八木アンテナはTHKの8素子八木2列、名古屋受けと思われます。斎場の敷地にありました。

まだ、CBCなど受信点があるはずですが、場所も未確認のため時間の関係で深入りしませんでした。

ちなみに残りの社の受信アンテナは、CBCが10素子八木2列2段、メーテレが12素子八木2列2段です。
送信点から400m〜800m離れた場所にあるようです。



山頂部にある三角点です。

また、携帯電話の基地局もあります。

中継局データ

テレビ NHK総合 NHK教育 CBC THK メーテレ CTV MTV
チャンネル 54ch 46ch 62ch 56ch 38ch 40ch 42ch
出力 各局とも 1W

当中継局では、NHK−G・CBC・THKがアナアナ変更の対象でした。
変更前のチャンネルはNHK−Gが44ch、CBCが24ch、THKが26chでした。


©2007 送信塔見て歩きWeb