送 信 塔 見て歩き
岐阜県 ・ 中継局


中部日本放送 中継局  2006年11月、2007年10月撮影

CBC中継局は、民放3社共用中継局から少し下った藪の中に設置されています。

当中継局の特徴は、なんと言っても大きなリングでしょう。国道41号線を走っていても、あれは何だと思います。


国道沿いから見た遠景です。

少し高い位置にあるNHK中継局付近からの遠景です。

 


下って行くと、藪の中に何か見えてきました。

大きなリングです。

大きなリングは、130kmも離れた名古屋テレビ塔の電波を強く受信するための「環状導体板」です。
これを前面に設置し、電界強度を上げているらしいですが、原理がよく分かりません。

それはさて置き、山の上とはいえ、数河高原まで名古屋からの電波が届くとは驚きです。
ちなみに、東海テレビも名古屋テレビ塔の電波を受信していますが、こちらは普通のリングアンテナです。
その他の社は、船山に固定局を設置して、多段中継しています。

 


導体板と受信アンテナ(中央)です。

リングの全景です。

 


名古屋テレビ塔受信の8素子リングアンテナ(2段)です。

後ろの建物は局舎です。 角度を変えて2枚。

 


局舎正面です。

表札です。 貼り付け文字が剥がれています。

 


受信アンテナを拡大しました。片側に90CRが取り付けられています。

90CRの拡大です。

この90CRは、神岡中継局向けの送信アンテナです。放送波と同じチャンネルでの送信です。(垂直偏波)

 


軒下に神岡中継局をモニターするアンテナがあります。

 


名古屋方向の山並みです。

ところで、大きなリング(環状導体板)ばかりに目を取られ、送信アンテナの撮影を忘れていました。
でも、一体どこにあるのでしょうか。 完全に見落としました。


と云う訳で、2007年10月に再訪問しました。注意深く見てみます。

まずは、前回同様、大きなリングの画像からです。 全景と下部です。

 


局舎です。 前回、全景を撮っていませんでした。

 

それでは、送信アンテナを見てみます。

導体板の前面にある突き出ているものが、送信アンテナです。 筒状で分かりにくいですが、中は5素子リングアンテナです。

 


さらに別角度から3枚。

 


NHK中継局付近から見ると、CBCのリング先に神岡中継局が見えました。

 

中継局データ

テレビ CBC
チャンネル 54ch
出力 1W

追記・アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


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