送 信 塔 見て歩き
静岡県 ・ 中継局
アナログ時代とFM補完中継局の画像はK様提供


旧SBSアナログ中継局(ラジオ固定局併設)  2017年5月撮影
                   (2005年12月撮影のアナログ時代の画像は、K様提供です。)

2017年12月にFM補完中継局が開局しました。さっそくK様より画像が届きました。 下方をご覧ください。


最初は、K様提供の2005年の様子です。


保守道から見た全景です。

 

鉄塔を角度を変えて2枚。
下段の八木アンテナは、ラジオのSTLと思われます。
いずれもVHF波を利用し、日本平固定局を受け、熱海・三島・御殿場の各ラジオ中継局へ向け送信しています。

 


看板です。色あせています。


敷地の奥(一番南側)に大きなVHF用90CRが2基並んでいます。

拡大しました。2列で日本平受けです。

この2.4mプレートパラボラは、伊豆長岡固定局受けです。

局舎前には、熱海方向に向くUHF帯の90CRがあります。
何なのか未確認です。

以前には、局舎前に伊豆長岡局62ch受け(垂直偏波)のグリッドパラボラもありましたが、
2005年の時点では、SHF回線に切り替えられていたようです。

 


ここにも八木アンテナがあります。

 

アナログ時代の三島中継局では、NHK−EとSBSを除き、親局受信は伊豆長岡固定局受けです。

これは、伊豆長岡局と三島局は51〜62chまでを交互に隣接チャンネルで送信しており、三島局地点で伊豆長岡局を
放送波受信にすると技術的な障害があったためでした。

SBS中継局では、主に日本平を受け、予備系では混信を避けるため、伊豆長岡局から62chの放送チャンネルを垂直偏波にて
パラボラ送信したものを受信するという技を使っていました。(多分、SBS中継局は三島局の中で一番南<伊豆長岡局寄り>に
あったため、前面からの電波が避けられ、この方式が可能だったと推測します。
また、大半の局が主側を日本平にしなかったのは、名古屋方面からの混信が不安だったのでしょうか。←いずれも、未確認です。)


続いて、2017年5月の様子です。 当方撮影


保守道から見上げてみました。

 


鉄塔の様子を角度を変えて2枚。

一番上の5素子八木で受けて、左の8素子八木で御殿場、その上の5素子八木で
三島、右の向こう向きの5素子八木で熱海の各ラジオ中継局へ送っていると
思われます。

 


局舎です。

こちらの面にロゴがあります。

 


表札です。 ほとんど見えなくなっています。

 


鉄塔側の敷地の様子です。


反対側の敷地の様子です。

標識があります。
ずっと奥にあったVHF90CRは撤去済みです。

 


SBS FM補完中継局  2017年12月撮影  K様提供

K様より、開局直後のFM補完中継局の画像が届きました。


SBSは一番右です。 西丹那駐車場から撮影

 


上記画像からSBS中継局を拡大しました。
旧アナログ鉄塔の先端部に3素子八木2段3面のFMアンテナが設置されました。

 

ここで、当方が5月に撮影した画像と比較してみます。 


12月撮影 K様提供

5月 当方撮影

 


12月撮影 K様提供

5月 当方撮影

見比べると、一番下に右向き5素子八木アンテナが増えています。 これがFMの受信アンテナ(高草山受け)でしょうか。(未確認です。)

 


送信アンテナの拡大です。

下段の受信アンテナ(?)の拡大です。

 


12月1日より本放送が始まっていますが、仮設トイレがあります。
まだ工事が残っているのでしょうか。

 

という訳で、当方撮影の5月の画像と、さらに見比べてみました。 


12月撮影 K様提供

5月 当方撮影。 

右隅に支柱が1基増えています。 パラボラでも取り付けられるのでしょうか。


上記の新しい支柱がその後どうなったか気になり、2019年5月に伊豆方面の取材の折り、確認してきました。

銘板がありました。 この支柱、FM補完中継局のSTL八木アンテナの支柱のようです。

 

中継局データ

アナログ SBS
チャンネル 55ch
出力

100W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

FM補完中継局  90.1MHz  100W


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