送 信 塔　見て歩き
瀬戸市幡中町

瀬戸デジタルテレビ放送所　　２００４年４月、２００９年４月、２０１５年８月撮影

瀬戸デジタルテレビ放送所は、日本初のデジタルテレビ放送専用鉄塔です。

これまでの東海地区（愛知・岐阜・三重）のアナログテレビ基幹放送所は、ＶＨＦ波（ＮＨＫ−Ｇ，Ｅ、ＣＢＣ、ＴＨＫ、メーテレ）が名古屋テレビ塔、
ＵＨＦ波（ＣＴＶ、ＴＶＡ）が中京テレビ鉄塔にありましたが、どちらの鉄塔も設置スペースや強度の関係から新たなアンテナ設置には無理が
あると判断されました。

また、中京テレビ鉄塔のある名古屋市東山地区は、ＵＨＦ波を発射するには都合が良いのですが、都市計画法等の制約により新タワーの
建設が困難であるため、鉄塔誘致に名乗りを上げていた瀬戸市に６社共同の送信塔か建設されることになりました。

鉄塔が建設されたのは、瀬戸市幡中町の丘陵地です。送信所へは２方向から行くことができます。中学校横からの方が道は広いですし、
舗装道路です。反対のゴルフ場側からは、途中から未舗装で荒れています。

当放送所では、２００３年１２月１日に小出力で放送を開始し、問題がないことを確認した後の２００４年１２月１日より正式にフルパワーで
送信しています。（実際には、これより早くフルパワーになっていたようです。）

それでは、画像で紹介します。　　建設途中の２００３年５月と１０月の画像はこちらからどうぞ。

最初は、２００９年４月撮影の画像です。

東側からの遠景です。

リサーチセンターへの曲がり角から見た全景です。

進入路からの撮影です。

通常、タワーは赤白塗装ですが、ここのものはグレー色です。法律が変わって、フラッシュ式の航空障害灯を設置すれば、鉄塔自体を
赤白に塗らなくても、よくなったようです。

全景です。

ＮＨＫです。

名古屋広域民放４社共用

ＴＶＡです。

見上げてみました。

アンテナは、３基に分かれて取り付けられています。それぞれのアンテナの拡大です。
一番上はＮＨＫ２波共用。２段目は、ＣＢＣ，ＴＨＫ，メーテレ、ＣＴＶの４波共用。そして３段目は、ＴＶＡ単独です。

アンテナ形式は、上から「４Ｌ双ループ６段４面」　「４Ｌ双ループ６段24面」　「４Ｌ双ループ４段８面」です。

各アンテナに性能の違いはあるのでしょうか、同出力の上２段の電波の届き具合が気になります。

ＴＶＡのアンテナは開局当初、県外へ電波が飛ばないように送信パターンが規制され、愛知県内でも難視聴地域が続出したそうです。
（この規制は２０１０年２月に緩和され、以前よりは視聴しやすくなっているようです。しかしながらＴＶＡの出力は、他局の３ＫＷに比べて
１ＫＷと弱いため、単独の中継局を設置して対応している地域があります。）

また、送信所の場所が名古屋市中心部から郊外へ移転したため、一部の家庭でアンテナ方向の変更が必要だったと思われます。

このパラボラは、完成当初に比べ増設されています。

２００９年

２００４年

画像を見比べますと、警備案内の看板が新たに付きました。

放送所完成後、最初の訪問は２００４年４月ですが、この時は夕刻で鉄塔をきれいに撮影できませんできませんでした。
そのため局舎等下回りのみ掲載します。掲載日付の順序も逆になっています。

以下は、しばらく２００４年４月撮影のものです。

門の表札です。

局舎の表札です。

正面から見た鉄塔基部です。

別角度から。

電源を取っている電柱でしょうか？。

鉄塔前は、隣接するデジタルリサーチセンターの駐車場になっています。正面の建物は、そのデジタルリサーチセンターです。

２０１５年８月に、また見てきました。　鉄塔にパラボラが１基増えていたのと、局舎屋上にも ＢＳ or ＣＳパラボラがありました。

送信所とは関係ありませんが、周辺は以前は盛土で高くなっていましたが、、今回訪問すると周辺敷地がフェンスで囲まれ、その内側は窪地になっていました。
工事中のようです。この辺りは、いつ来ても埃っぽいです。

お天気カメラでしょうか。

一番下右側のパラボラが増設されているものです。

局舎です。

ここにもパラボラが増えています。何なのかは未確認です。

鉄塔基部です。

モニターアンテナのほか、ＦＭやＶＨＦ，ＵＨＦアンテナがあります。かつてのアナログ受信用でしょうか。
ＢＳパラボラらしいものもありますが、方向がよく分かりません。

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