送 信 塔 見て歩き
福井県 ・ 中継局


敦賀テレビ中継局 受信アンテナ 2008年6月撮影

ここまで、中継局の局舎と送信アンテナを観察しました。

NHK局舎屋上にFMと福井テレビの鉄塔に、90CRの受信アンテナがありましたが、VHFテレビの受信アンテナやデジタルテレビの
受信アンテナ または、TTLパラボラが見当たりません。また、地面にNHKとFBCさらにftbと書かれた杭がありますので、どうも標高の高い地点に受信アンテナがあるようです。
(確かに、足羽山からの電波を受信するには、この位置では低いような気がします。ftbの杭は、デジタル用?)

というわけで、山登りを開始しました。この時点では、このあとの予想外の展開は予期できませんでした。
 

  
NHK局舎の裏の崖の上に大きなパラボラが見えます。さっそく登ってみました。

 


見上げてみました。

デジタル受信用のパラボラでしょうか?。1基しかありませんので、3社共用?。

注・その後の調査で、これは、FTB単独のデジタル受信アンテナ(足羽山放送波受け)らしいことが分かりました。

しかし、この付近にもVHFアナログ受信アンテナは、見当たりません。さらに登ります。

新設パラボラからかなり登っても、受信アンテナへは到達しません。


いい加減疲れてきたころに八木アンテナがたくさん見えて安心しました。

  
突然、開けて八木アンテナが林立しています。NHKロゴが局舎です。
FBCも共用?。(そうではありませんでした。)

 


なぜか、UHFアンテナもあります。モニター用?。

 

写真撮影を終え、戻ろうとしたところ、さらに上へ行く杭が目に止まりました。

    
途中に杭がいくつもあります。黄色のものは、NHKとFBCで裏表です。
福井テレビのものは、古そうです。


      
樹木も伐採してあり、確かにこの上に     何か見えてきました。
何かあるようです。
しかし、この位置からは何も見えません。
かなり上のようです。

斜面をひたすら登って行くと、上下に2つのパラボラが付いた鉄塔が見えてきます。

  
こんなところに、地デジの受信アンテナがありました。中継局からは、500m以上歩いたような気がします。
(標高差は、200mぐらいか?。推測につき、間違っているかもしれません。)

ここで、中継局のすぐ上の崖にあった新設のパラボラは、一体何、という疑問が湧いてきます。
↑その後の調査で、これはFTBの足羽山放送波受けのようです。

 

  
全景です。                上のパラボラです。            下のパラボラです。

 

  
パラボラを見上げてみました。      パラボラの向いている方向です。

 

  
どうも、この山(西方が岳?)の方向を         パラボラに銘板がありました。7GHz帯です。
向いているようです。 

なお、中継局のすぐ上の崖のパラボラは、この2段のパラボラに比べ、少し右寄りの海の方向に向いていました。

 

  
局舎を3枚。

 

その後の調査で、この2段のパラボラはNHKとFBC共用のデジタルTTL受信設備と判明しました。武生固定局受けです。


ここより、上には、もう何もないだろうと思いましたが、念のため見上げると、まだ八木アンテナが見えます。
ここからは、茂みを掻き分けの前進です。

  
ようやく到着です。なんと、FBCのアナログ受信設備でした。
下方の八木アンテナ群は、NHK単独のものでした。

 

  
機器部と裏から見た全景です。

 


バックから見た敦賀市と海の方向です。下方にデジタルパラボラも見えます。

ここまで登ってきて分かったのは、中継局から続く(保守道路の終点を起点とする)、山頂への別ルートということでした。
ただ、利用者がいないのか獣道状態です。また、NHK受信アンテナ付近で野生のシカを2頭見かけました。

デジタル受信パラボラとFBCアナログ受信設備との間は、茂みが深く、戻る(下る)のは危険と判断し、結局、本来の登山コースと
合流する地点まで、さらに登ることにしました。(山頂まで、あと2kmの道しるべのところで合流します。)
また、FBCアナログ受信設備より上の地点にftbの杭を見かけましたが、本来の登山コースとの合流地点までには、アンテナなどは
目に付きませんでした。

また、合流地点付近には、さらに「高圧電流危険」の杭があり、塩ビパイプが埋まっているように見えましたので、さらに何かが上方に
あるようでしたが、詳細は不明です。


ここが、山頂まであと2kmの合流地点です。

その後、情報をいただき中継局からNHK受信アンテナまでの距離は約320m、FBC受信アンテナまでは、約650mとのことです。
デジタル受信アンテナまで、500m以上歩いたような気がするという、当方の推測は、ほぼ当たっていたようです。
また、FTBのアナログ受信アンテナは、中継局からは1500m地点にパラボラがあるという情報も合わせていただきました。
(2008.06.21 補足)

とすると、FTB中継局にあった90CRは、何なのかが気になります?。

以上、ここまでは各社の受信点の紹介でした。
 


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