送 信 塔 見て歩き
福井県 ・ 中継局
2023年画像はS様提供です。


敦賀テレビ・FM中継局  2008年6月、2015年7月撮影、2023年10月撮影(S様提供)

日付のない画像は、2008年6月撮影の画像です。


敦賀テレビ・FM中継局は、敦賀市南部の野坂岳(野坂山とも云うようです)の中腹(と云ってもかなり低い位置)にあります。
地図では、中継局へは林道が通じているようでしたが、車で行けるのか不明だったため、今回は、「少年自然の家」の上方を
起点とする登山道から脇へ入る遊歩道を利用して訪問しました。

野坂岳は、敦賀富士とも呼ばれ、地元ではハイキング登山で親しまれているようです。登山道入口までは、車で行くことができ、
中継局までなら10分ほどで到着しました。(山頂へは、2時間以上かかるようです。)
登山道に入ってすぐの左手に「探鳥路・テレビ塔」の道しるべがあります。行きに、このコースを使いましたが、結果的には、
少し上方にある「テレビ塔」への道しるべからのほうがコースは楽です。(帰りに使いました。)

今回の訪問では、このように簡単に中継局へ到着できましたので、取材は楽勝かと思っていたら、とんでもない どんでん返しを
食らいました。(詳しくは、受信点のページで・・・。)
 


ふもとから見た、野坂岳の全景です。中腹右側の白い部部が中継局です。

 


中継局部分を拡大しました。

 


中継局裏の崖の上から撮影。左・NHK、右・FBC
 


ところで、2015年7月に中継局のふもとに開通した「舞鶴若狭自動車道」を観光バスで通過しましたので撮影しました。


1つ上の画像と見比べると、アナログアンテナは撤去済みのようです。(画像がブレていて申し訳ありません。)
この画像のみ2015年7月撮影
 


ここで中継局についての説明です。
開局は、NHKとFBCが1962年12月、FTBが1970年6月です。各社個別に設置しています。
送信アンテナは、NHKとFBCはチャンネルごとに個別の90CR1段2面(垂直偏波)、FTBは4L1段2面です。
受信は、NHKは2波個別の8素子八木4列、FBCは10素子八木2列、FTBは3mプレートパラボラにて、全社足羽山受けです。
(受信点は、各社とも大きく離れた場所にあります。詳しくは下方で説明します。)

また、当中継局にはNHK−FMとFM福井も中継局を設置しています。開局はNHK−FMが1966年2月、FM福井が1984年12月です。
FM福井はFBCに同居しています。送信アンテナは、どちらもテレビとは別の単独鉄塔にあり、両社とも3素子八木2段2面です。
受信アンテナも両社とも5素子八木2列にて足羽山受けです。

中継局は、斜面が平坦になっている場所にNHKとFBCがあり、少し下がった遊歩道沿いに福井テレビがあります。
 


それでは中継局・施設ごとにページを分けて紹介します。
 

NHKアナログ・デジタル、FBCデジタル FTBアナログ・デジタル
 
FBCアナログ・FM福井 各社 受信アンテナ

 

  2023年10月の遠景画像 (S様提供)
 



風景がよく見える場所から見た敦賀市と敦賀湾です。(もやっています。)

 


帰宅後、撮影した写真を確認すると、中継局の上方に
デジタル受信パラボラが写っていました。(左上隅の白い点)
 


最後に、歩いたコースを紹介します。

  
登山道の入口です。舗装されていますが、   入ってすぐのところに、「探鳥路・テレビ塔」の道しるべがあります。
かなりの急坂です。              これに誘われ、左に曲がりましたが、道の状態があまりよくありませんでした。

 

  
探鳥路の様子。                   この地点で、帰りに使った別コースと合流します。

 

  
合流して、しばらく登ると福井テレビの局舎が    こちらが、登山道を少し登ったところにある
見えてきます。                    もうひとつのテレビ塔への入口です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 FBC 福井テレビ
チャンネル 6ch 12ch 8ch 38ch
出力 30W 30W 30W 100W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM  84.9MHz   10W
FM福井    82.5MHz   10W


デジタル NHK総合 NHK教育 FBC 福井テレビ
チャンネル 24ch 27ch 28ch 26ch
リモコン
出力 各局とも 10W

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