送 信 塔 見て歩き
石川県・中継局


NHKテレビ・FM中継局  2003年11月、2004年10月撮影 (天気の良いものは、2004年の画像です。)

珠洲・七尾灘浦 中継局は、鳳珠郡能登町(旧 珠洲郡内浦町)明野にあります。海岸部から、少し山側に入った標高
約100mの場所です。周囲は、民家や畑などが点在しています。

この中継局は、北側の珠洲市方向に電波を送る「珠洲中継局」と南側の海を越えて七尾市の富山湾沿いの地域に電波を送る
「七尾灘浦中継局」の2局が各放送局ごとに同じ局舎・鉄塔に併設されています。


NHK中継局は通りに背を向けて設置されています。MRO中継局向かいです。

全景を角度を変えて2枚。 上記画像の右は、MRO

 


鉄塔の様子です。

 

さらに、鉄塔を角度を変えて3枚。 左画像は2003年撮影

送信アンテナは、90CR3段1面です。 上段が教育テレビ、下段が総合テレビです。(垂直偏波)

 

この1.8mグリッドパラボラは、七尾灘浦中継局の送信アンテナです。 角度を変えて2枚。

 


2003年11月

2004年10月

当中継局では、七尾灘浦局のチャンネルがアナアナ変更の対象でした。
対策前の2003年11月と対策後の2004年10月の画像を見比べると中心素子の形状が異なっていました。
アナアナ変更時に取り換えられたようです。

 


2003年11月

2004年10月

さらに別角度からのパラボラ比較です。

 

先端の突き出したT型の棒状ものはFMの送信アンテナです。

 


FMの親局受信アンテナです。七尾中継局受けです。

2列2段のリングアンテナもあります。

FMの親局受信アンテナは低い位置にあるのが確認できますが、テレビの親局受信アンテナと思われるものが鉄塔には見当たりません。

最初は、上記右画像のリングアンテナが親局受信アンテナだと思っていましたが、どこを向いているのかも分からず
(グリッドパラボラと比較すると、もしかして富山向き?)、また付近に親局になりそうなUHF中継局もなく不思議でしたが、
今回資料を調べて、別の場所で受信していることを初めて知りました。(逆に、リングアンテナの目的に興味が湧いてきます。)

受信アンテナは、送信点から南西に約900m離れた場所に4mグリッドパラボラがあり、羽咋中継局を受けていることが分かりました。(2波共用)

ヤフーの航空画像で、パラボラが確認できます。 (2017年10月時点の航空画像です。更新されている場合はあしからず。)

なお、民放は、全社 送信点で受信しています。

 


局舎です。

表札です。

 

中継局データ

珠洲中継局

アナログ NHK総合 NHK教育
チャンネル 4ch 8ch
出力 各局とも 25W

七尾灘浦中継局

アナログ NHK総合 NHK教育
チャンネル 49ch 51ch
出力 各局とも 30W

当中継局では、全チャンネルがアナアナ変更の対象でした。
変更前のチャンネルはNHK−Gが18ch、NHK−Eが16ch、MROが26ch、ITCが24ch、KTKが22ch、HABが20chでした。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM   83.2MHz  100W


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