送 信 塔 見て歩き
石川県・中継局


民放デジタルテレビ・FM石川・MRO FM中継局  2017年10月、2019年1月撮影

アナログ終了から6年、前回訪問からは10年ぶりの訪問です。石川県能登地方の北部では、輪島市の一部中継局と、
珠洲中継局のみがデジタル化され、多くのアナログ中継局が廃止されました。

民放の珠洲中継局は、アナログでは局ごとに分散していたのが、デジタルでは1局に統合され、アナログ中継局は取り壊され
すべて更地になっていました。(跡地については、別ページをご覧ください。)

今回の訪問での変化は、ITC中継局も撤去されたため、同居していたFM石川中継局も、このデジタル中継局に引っ越していました。

さらに、2018年11月には、当中継局にMRO FM補完中継局が併設されました。2019年1月に訪問して見てきました。下方をご覧ください。


まずは、2017年の画像です。

全景を角度を変えて2枚。

 

テレビ送信アンテナを角度を変えて2枚。

 


このパラボラは、アナログ時代の七尾灘浦中継局のエリアに向けて送信しています。

アナログでは、珠洲中継局には七尾灘浦中継局が併設されており、北側に送信していたのが珠洲中継局、
南側に送信していたのが七尾灘浦中継局でした。
デジタルでも南北 両方向に送信していますが、局名は珠洲に統一されたようです。

 


2007年撮影の鉄塔上部です。

今回訪問すると、FM石川のアンテナが設置されていました。

上部ステージにFM石川のダイポールアンテナが追加されています。

 

FM送信アンテナを微妙に角度を変えて2枚。

 


七尾中継局放送波受けパラボラです。(全社共用ダイバシテイ受信)

少し見えにくいですが、中段にFM受信アンテナがあります。

上段にデジタルモニターアンテナもあります。

 


側面にVHF帯の垂直八木もあります。

なお、GPSとFMモニターアンテナがどこについているのか確認できませんでした。

 


門と局舎です。

表札です。FM石川が同居しましたが変化はありません。

 


低い位置に電電公社時代の銘板があることを発見しました。


ここからは、2019年1月の訪問記です。

2018年11月にMROが当地にFM補完中継局を開局させました。珠洲地域には、これまでMROラジオ中継局が無く、
輪島局や七尾局もエリア外と思われますので、民放中波番組を聴くには海を挟んだ富山のKNBラジオが頼りだったと思われます。
(KNBラジオは、この地域ではよく聴かれているようです。)

ここのMRO FMは、ワイドバンドではないので、今までのラジオで受信可能です。そのためKNBにとってMRO FMの開局はエリア外とはいえ、
FM石川以上に打撃でしょうね。


全景です。午前中に訪問すると逆光です。

別角度から見た鉄塔上部です。

 

両局のFMアンテナです。(左がMRO、どちらも同じ形式です。) 角度を変えて2枚。

 


テレビ・FMの受信アンテナを見上げてみました。
向かって左側に垂直八木2列が増えています。MRO FMの七尾中継局受けと思われます。

 


上部を拡大しました。

それと、前回訪問時に上部ステージ脇に設置されていたVHF垂直八木アンテナはありませんでした。
時期から見てMROが設置した七尾局受けのモニターアンテナだったと思われます。

 


表札は開局当初から変化はありません。

 

中継局データ

デジタル MRO ITC KTK HAB
チャンネル 14ch 16ch 37ch 25ch
リモコン
出力 各局とも 30W

FM石川    81.9MHz  100W
MRO FM  76.7MHz  100W


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