送 信 塔 見て歩き
石川県 ・ 中継局


大聖寺テレビ中継局  2007年11月、2008年2月撮影
             2008年7月デジタル工事追加(K様提供)、2008年11月 デジタル化後の画像を追加

大聖寺中継局は、加賀市の中心部からは、南側の国道8号線から少し、山合いへ入ったところにあります。
すぐ近くには、加賀カントリークラブがあります。(ただし、ルートは、全く別になります。)

また、2008年11月にデジタル化後の様子を取材してきました。後半をどうそ。

ここでアナログ中継局の説明です。
開局はNHKが1975年10月、MROとITCが1975年12月、KTKが1990年4月、HABが1991年10月です。
局舎は老舗3社と平成新局2社に分かれていますが、鉄塔は全社共用の中継局です。
送信アンテナは老舗局と後発局に分かれています。どちらも6L1段3面です(上段が老舗局)。
受信は、NHKとMROはチャンネルごとに個別の8素子八木にて金沢基幹局受け、ITCは90CR2列と
14素子リングアンテナ2列にて金沢基幹局をダイバシティ受け、KTKは90CRと16素子リングアンテナ1列2段にて
金沢基幹局をダイバシティ受け、HABは金沢基幹局受けの90CRをKTKと共用し別の16素子リングアンテナにて
金沢基幹局をダイバシティ受けです。

状況は未確認ですが、UHF局のみ基幹局受けには、難があるようです。


最初の3枚は、2007年11月撮影の遠景です。


東側から撮影。

 

  
西側から撮影。               上記、東側からの拡大です。

 

こちらは、2008年11月撮影のデジタル化工事後の鉄塔の様子です。詳しくは、ページの後半で。


以下は、2008年2月撮影の直接訪問時のものです。

  
全景です。                  局舎です。2棟あります。

 

  
向かって左のNHK・MRO・ITCの    向かって右のKTK・HABの局舎です。
局舎です。

 

  
NHK・MRO・ITCの表札です。             KTK・HABの表札です。よく見るパターンのものです。
何か下に文字が書いてあったようです。

 

  
アンテナ部を角度を変えて3枚。

 

  
見上げてみました。            送信アンテナを2枚、3面です。上がNHK・MRO・ITC、下がKTK・HAB。

 

  
中間部の受信アンテナです。全社金沢基幹局を受信しているようです。
山中中継局方向を向いているパラボラもあります。また、垂直八木は??。

 

   
鉄塔の銘板です。NHKと民放2社で    こちらは、NHK局舎にあるモニターアンテナ。
1975年の開局と確認できます。
下の銘板から日本放送協会の文字が消えかかっています。


大聖寺中継局は、小高い丘にあります。中継局までは、未舗装の細い道があります。
国道8号線の下から南へ、ゆるい傾斜を進みます。

  

 


徒歩15分ほどで局舎前到着です。訪問日は、雪解け水でぬかるんでいて、大変でした。

大聖寺中継局は、当初デジタル化しない予定でしたが、金沢からの電波状態が予想より悪かったのか、
2008年度にデジタル化されることになりました。
秋ごろに、再訪問する必要がありそうです。


2008年7月撮影のデジタル化工事写真を、K様提供していただきましたので紹介します。
鉄塔基礎が完成しています。また、HABが幹事社になっているようです。


2008年11月にデジタル化後の様子を見てきました。

石川県のデジタル化の方式は、どこもNHK単独と民放4社共同設置のようです。この大聖寺中継局も同じです。


中継局へ到着して驚いたのは、風景がすっかり変わっていたことです。
付近の樹木が伐採され、アナログ設備の位置関係を錯覚しそうでした。

 

  
こちらは、アナログと民放デジタルの中継局です。   こちらは、新設のNHKデジタル中継局です。


民放4社デジタル中継局(アナログは、全社共同)

まず、前回と今回の画像を比べてみます。 すべて左が2008年2月、右が同年11月撮影です。

  
手前の樹木が伐採され、見通しが良くなりました。というか、同じ位置からの撮影とは思えません。

 

  
局舎の回りもスッキリしました。

 

  
鉄塔です。大きな変化は、オフセットパラボラです。北陸地域で初めて見ました。

 

  
ところで、アナログ送信アンテナも取り替えられているようです。
また、NHKアナログがここから出ているのかも未確認です。

 

  
アナログ(右側2棟)と民放デジタル(左)局舎です。   デジタル局舎を正面から。

 

  
デジタル局舎には、お決まりの表札があります。   入口横にGPSです。

 

  
送信アンテナを別角度から2枚。下がデジタルか??。           鉄塔中間部です。

 

  
見上げてみました。            拡大しました。
正面向きと右向きのパラボラがあります。

大聖寺中継局は、アナログは金沢基幹局を受信し、デジタルは山中中継局を受信しているようです。
そのため、受信用のパラボラを1本の鉄塔に2つ取り付けることが出来なかったのか、アナログ受信の
パラボラのために鉄塔が1本新設されていました。

  
パラボラ鉄塔を見上げてみました。   鉄塔下部です。

 


鉄塔横に発電設備があります。


NHKデジタル中継局

NHKは、単独でデジタル中継局を設置しました。

  
局舎を別角度から2枚。

 

  
上記左側局舎です。発電設備です。         GPSもあります。

 

  
送信アンテナを別角度から2枚。

 

  
見上げてみました。            鉄塔下部です。

 

  
NHKも山中中継局受けのようです。   パラボラの銘板です。 SHFということはTTLのようです。


  
ところで、林道が工事車両通行のためか、きれいになっていました。
左2月、右11月の同じ場所での撮影です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 MRO ITC KTK HAB
チャンネル 45ch 47ch 41ch 43ch 31ch 29ch
出力 各局とも 10W

デジタル NHK総合 NHK教育 MRO ITC KTK HAB
チャンネル 24ch 34ch 27ch 38ch 36ch 26ch
リモコン
出力 各局とも 1W

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