送 信 塔 見て歩き
富山県 ・ 中継局


上市テレビ中継局  2008年11月撮影、最初の3枚のみ2004年9月撮影

上市中継局は、有名な「剱岳」への登山口「馬場島」へ行く途中の折戸地区の標高629mの山頂にあります。
この山には、三角点があるにもかかわらず、名前がないようです。(NHKのHPでは、笹尻山になっています。)

この中継局は、NHKのみの送信です。人口が少ない地域ですので、民放各社はパスしたようです。

はじめに中継局の説明です。
開局は1975年10月です。送信アンテナは、2波共用6L1段1面+4L1段2面の構成です。
受信は2.4mプレートパラボラにて福光中継局を受けています。

まず2004年9月撮影の画像から。

  
西側から撮影。中央の山です。             東側から撮影。

 


上記、東側画像の拡大です。


以下は、すべて今回(2008年11月)撮影のものです。


ふもとから見た遠景です。手前の山の奥に見えます。

 


山頂です。平らになっています。NHK中継局のほか、行政(?)の無線局がありました。(3枚合成)
樹木で見通しは、ききませんでした。(海側の一部方向のみ見えます。)

 

  
全景です。                       局舎です。

 

  
局舎を別角度から、さらに2枚。

 

  
表札です。局名表示がありません。          階段上部のステップ部分に支えがあります。
                               コンクリートに亀裂が発生しているようです。

 

  
トップ部を3枚。北向きの1面は、大きくチルトしています。(他の2面もチルトしています。)
6L1段1面と4L1段2面の組合せです。

 

      
銘板です。縮小して見にくいですが、      西向きの大きなパラボラ(2.4m)があります。

アンテナ形式は6L x 1,4L x 2と記載されています。

 

  
別角度から2枚。

 


パラボラには、薄くNHKのロゴが読み取れます。


ところで、このパラボラの方向を手持ちの磁石で確認したところ、真西から少し南寄りでした。この方向に
上市中継局の親局があることになります。UHFパラボラですので、富山基幹局が親局ではないことになります。
地図で確認したところ、磁石の方向とほぼ一致する 258度の方向に福光中継局がありました。
そこで、携帯電話(アナログ受信)で確認したところ、福光中継局がクリアに受信できましたので間違いないと
思います。おそらく、夏場によく発生するEスポの対策として、わざとUHF局を親局にしているものと思われます。

その後、得た情報ではEスポと云うより、通常期でも富山基幹局からの電波は、ゴースト等で状態が悪いため、
福光局を親局にしているとのことです。


他の局も受信できましたので、合わせて紹介します。

  
NHKアナログ総合 福光中継局の映像です。     NHKデジタル総合 富山基幹局の映像です。

 


石川テレビ(アナログ37ch)の映像です。このほかの石川各局は、UHF基幹局(KTK,HAB)のみ確認
できました。VHFのNHKとMRO、そしてデジタル各局は受信できませんでした。
アナログUHFが、かなりクリアに受信できるのに謎です。


そのほか、山頂にあるものです。

  
行政関係と思われる無線局です。   三角点です。NHK中継局付近にあります。


最後に山頂からの風景写真をどうぞ。

  
滑川方向でしょうか?。                 魚津市にある遊園地の観覧車です。

 


すぐふもとを流れる早月川です。

 

中継局データ

テレビ NHK総合 NHK教育
チャンネル 40ch 42ch
出力 各局とも 1W

なお、上市中継局は、デジタル化の予定が発表されていません。廃局と思われます。


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