送 信 塔 見て歩き
新潟県 ・ 中継局


安塚テレビ・FM中継局  2016年8月撮影

安塚中継局は、上越市安塚区の長倉山山頂近くの別の山頂と云える場所にあります。

今回は、「道の駅 やすづか」近くの安塚区円平坊の林道から訪問しました。中継局下まで舗装道路が続いています。
ただし道が狭く、所々の待避所以外すり替えは困難です。中継局まで車で行けますが未舗装でしたので、中継局への
分岐付近の広い路側帯に車を止め、約200mは徒歩で訪問しました。

はじめに、かつてのアナログ中継局の説明です。
当中継局の開局は、NHKが1969年11月、BSNが1970年8月、NSTが1980年11月、TNNが1983年9月、
NT21が1984年12月とバラバラです。
中継局の組み合わせもNHK・TNN・NT21の3社共用、BSNとNSTは単独と云う、他では見かけないものです。

送信アンテナは、6L1段2面です。(NHKなど3社は全局共用)
受信は、NHK−Gは約80m離れた場所で8素子八木2列、他は送信点でNHK−EとBSNは個別に8素子八木2列、
NSTは1.8mグリッドパラボラ、TNNとNT21は共用90CR、全局弥彦山受けです。

また、FMの開局はNHKが1979年7月、FM新潟が1991年12月です。どちらもNHKテレビ局舎に同居です。
送信アンテナは、共用ST2段。受信は、NHKがGの位置で5素子八木、FM新潟は送信点で5素子八木です。
どちらも弥彦山受けてす。

2009年12月にデジタル化されました。デジタル化に際しては、全社共用で中継局を新築しました。

アナログ中継局は撤去済みで、かつての中継局の配置などが分かりませんでした。
また、FMについては確認不足の点があります。

それでは、画像で現在の様子を紹介します。



中継局への分岐です。

 


登っていくと、最初に大きな行政系鉄塔が見えます。

 


その左には、FMのSTが見えます。

中継局を見上げながら登ります。手前は、行政系無線鉄塔です。
FM鉄塔を過ぎて大きく回り込めば到着です。

 

局舎の全景です。FM機器がこの中に収まっているのかハッキリしませんが、旧アナログ局舎は残っていないようでした。

中継局の周りは、平らで空き地になっていますので、アナログ中継局が点在していたのかなと想像します。

 


合成画像です。 位置関係がうまく表現できていません。 実際には、もう少し、広がっている感じです。

 

送信アンテナを角度を変えて2枚。

 

鉄塔の各種パラボラです。

デジタル受信は、NHKは2波共用2mプレートパラボラにて越後大和固定局TTL受け、BSNは90CRにて高田中継局放送波受け、
NST・TeNY・UXは共用2mプレートパラボラにて弥彦山放送波受けです。

また、当中継局には固定局が併設されており、NHKは高田中継局と柿崎中継局にTTL伝送しています。
BSNも柿崎中継局へTTL伝送していると思われますが未確認です。

一番左の画像で説明します。
一番上の左向きは、NHK越後大和受け、下段は、左から弥彦山受け、柿崎送り、高田送りです。奥にBSNの90CRがあります。

 


局舎を角度を変えて2枚。

 


ロゴです。

最大積雪量の表示です。上越・中越地方のデジダル局舎にあります。

 

デジタル中継局の脇にFM受信アンテナがあります。

資料では、これはFM新潟のもので、NHK−FMは、少し離れた北東側斜面にあるようですが確認していません。


FM送信アンテナは、デジタル中継局から保守道を挟んで北側にあります。 FM鉄塔付近には局舎や機器はありません。

 

中継局に隣接し新潟県の防災無線局など、計3局行政系の無線局があります。
 
北側ふもとから見た長倉山と中継局の拡大(右画像)です。

 


牧中継局付近から見た当中継局です。



柿崎デジタル中継局から見た、南方向の山並みです。 この中に長倉山が写っているかは未確認です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 BSN NST TeNY UX
チャンネル 48ch 46ch 50ch 44ch 42ch 40ch
出力 各局とも 3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM  85.2MHz   10W
FM新潟     80.4MHz   10W


デジタル NHK総合 NHK教育 BSN NST TeNY UX
チャンネル 24ch 22ch 28ch 32ch 34ch 36ch
リモコン
出力 各局とも 1W

アナログに比べ、実質3倍の増力になっています。


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