送 信 塔 見て歩き
新潟県 ・ 中継局
一部、S様提供の画像があります。


塩沢テレビ中継局  2016年8月(当方撮影)、2023年5月撮影(S様提供)

塩沢中継局は、南魚沼市の栃窪峠付近の尾根にあります。
今回は、JR塩沢駅近くから県道82号線を利用し栃窪峠へ向かいました。峠で尾根伝いを通る県道560号線(通称・魚沼スカイライン)と
交わります。塩沢中継局は、この「魚沼スカイライン」沿いにあります。峠から少し北方向へ進むとカーブの正面に見えます。

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。
当中継局の開局はNHKが1971年11月、BSNが1975年12月、NSTなど3社は1992年12月です。
NHKと民放の2グループに分かれて設置されていました。
送信アンテナは、NHKは2波共用2L1段1面、民放は4社共用6L2段1面と云う、別々の仕様でした。
そして、送信出力もNHKは10W、民放は3Wでした。(アンテナの性能と合わせると同等のサービスエリアになるのでしょうか?。
ちなみにERPはNHKが43Wに対して、民放は75Wと出力が弱いのに強力です。)

受信は、NHKは2波個別に8素子八木2列、BSNは8素子八木、UHF3社は共用1.8mグリッドパラボラです。全局、弥彦山受けです。

当中継局は2010年10月にデジタル化されました。全社共用の新築です。

それでは、現在の様子を紹介します。

後半には、S様提供の2023年5月撮影の画像があります。


最初は、当方撮影の画像です。


栃窪峠へ向かう途中で撮影。

 


スカイラインを少し走ると、正面に見えます。

 

全景です。角度を変えて2枚。

 

鉄塔は地面から建っています。

 

送信アンテナです。 塩沢方向のみに付いています。

 


局舎です。

おなじみのロゴマークです。

こちらもおなじみの表示です。

 


受信パラボラです。 弥彦山受けと思われます。

東向きの八木アンテナがあります。

 

付近から見た中継局です。
 


こちらは、ふもとのBSN塩沢ラジオ中継局付近から見た尾根です。

 


中継局を拡大しました。 2つ上の画像にある樹木は、このように見えます。



中継局付近から見た塩沢方向です。右隅に中継局も見えます。 合成


ここからは、S様提供の2023年5月撮影の画像です。


全景を角度を変えて2枚。

ん、当方が取材した2016年からパラボラ鉄塔が増えています。

 


局舎と設計積雪量の表示です。 少し薄くなっています。

 


こちらが新しいパラボラ鉄塔です。

既存のグリッドパラボラと向きを比べると・・・。

どちらのパラボラも、ほぼ真北向きですが、新しいプレートパラボラのほうが、やや西寄りと見ました。

 


新しいパラボラは2017年秋に建てられてようです。

プレートパラボラの銘板です。

投稿者様からの情報では、番組伝送がNHKのみ小千谷真人中継局に併設の固定局からのTTL受けに変更されたとこのです。

総務省の免許情報で検索すると、NHKが小千谷市内に7GHz帯・1Wの固定局を設置していることが分かりました。

津南中継局もNHKは、TTL受けに切り替えたそうです。この辺りでは、弥彦山受信に難があるようです。

ところで、対向の固定局ですが、2022年10月に「真人城」を訪問された方のブログに、中継局と並んで固定局が建っている
画像が掲載されているのを発見しました。(中継局は、「見張台」跡の場所にあるようです。)

それを見ると固定局からは、2方向に電波が出されているようにパラボラが配置されています。

当方の「小千谷真人中継局(遠景)」のページも参照ください。

  


送信鉄塔の上部です。 八木アンテナが撤去されています。

GPSです。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 BSN NST TeNY UX
チャンネル 54ch 52ch 56ch 58ch 60ch 62ch
出力 10W 10W 3W 3W 3W 3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 BSN NST TeNY UX
チャンネル 33ch 49ch 37ch 45ch 47ch 31ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

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