送 信 塔 見て歩き
神奈川県 ・ 中継局


小田原東テレビ・小田原FM 中継局  2019年5月撮影

中継局は小田原市中心部の東側、浅間山に続く尾根に設置されています。
当地には、以前からNHKとFMヨコハマの小田原FM中継局が設置されていました。(真鶴岬にはFM中継局は設置されていません。)
アナログ時代にはテレビ中継局はありませんでしたが、デジタル化に伴い一部地域で受信障害(平塚中継局と小田原中継局のチャンネルが
偏波面こそ違いますが、全局同一だったためによる混信)が発生したため、アナログ終了後の2012年3月になって、NHKと東京民放5社、
TVKが共同でデジタル中継局を開局させました。(当中継局の開局直前に小田原中継局のチャンネルをNHK−Gを除き変更しています。
電波の飛び方を甘く見た完全なチャンネル選定ミスですね。)

中継局は、局舎はFM中継局を利用し鉄塔は隣接地に新築されました。当中継局は足柄平野を広くカバーしているようです。


小田原市営球場付近から見た浅間山の山並みです。尾根に3基の鉄塔が見えます。一番右の離れた場所にあるものがテレビ・FM中継局です。

 


同じ場所からの拡大です。


中継局の全景を角度を変えて2枚。

ここで前からあるFM中継局の説明です。
開局はNHKが1968年8月(円海山より先に開局しています。円海山の開局は1970年6月)、FMヨコハマが1985年12月(基幹局開局と同時)です。
送信アンテナは個別の3素子八木1段2面です。(上がNHK)受信も個別の5素子八木にて横浜基幹局受けです。

それでは敬意を表して、先に開局しているFM中継局部分から紹介します。

 
鉄塔の全景です。

 

FM送信アンテナです。 角度を変えて2枚。

 


受信アンテナです。

モニターアンテナです。

 

ここからはデジタル中継局部分です。


鉄塔です。

送信アンテナです。

 

受信は東向きの水平偏波のオフセットパラボラです。どこを受けているのでしょうか。東京スカイツリー受け(?)。
すぐ隣の2列のリングアンテナは、TVKの湘南平受け(?)。 なお、どちらも未確認です。

 


局舎です。

局舎とデジタル鉄塔を結ぶラックです。 GPSもあります。

 


GPSです。

鉄塔基部です。

銘板があります。

 


尾根には業務用無線局も複数設置されています。なお、テレビ中継局よりも北側のもののみの掲載です。

 
4つの無線局が確認できました。テレビ中継局の南側にも鉄塔があるようですが、今回は時間の関係で確認していません。
なお、その中には、地元コミュニティFMの「FMおだわら」が間借りしている、神奈川県の防災無線局もあります。
 

山頂から続く尾根は、高い樹木で覆われ風景を見ることはできませんでした。今回の訪問は、山の東側から登りました。
(地形図を見ているとなだらかのように見えたからです。実際、車が入れる保守道が中継局を越えさらに南に延びていました。)

以下は、登山口付近からの撮影です。


湘南平が見えます。

 


拡大しました。平塚中継局の鉄塔です。

 


江の島です。



大山も見えます。

 


FMヨコハマ基幹局も確認できます。

 


少し下がった(山から離れた)位置からは富士山が見えます。


最初の撮影ポイントに戻ります。


遠くに何か高い建物が見えたので撮影しました。 コントラストを上げると「ランドマークタワー」でした。

 


さらに適当に左方向を撮影しました。
右隅は東京スカイツリーのようです。重なっているのは六本木ヒルズ(?)。なお、最終確認は取れていません。

 

中継局データ

NHK−FM   83.5MHz  100W
FMヨコハマ   80.4MHz  100W


デジタル NHK総合 NHK教育 NTV TBS CX EX TX TVK
チャンネル 30ch 34ch 52ch 46ch 37ch 47ch 49ch 31ch
リモコン
出力 各局とも 3W

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