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地上デジタル放送・固定局


地上デジタル放送 菖蒲固定局  2007年4月、2009年3月、2011年2月、2013年8月撮影

NHK菖蒲久喜放送所の北側の一角に地上デジタル放送の北関東親局への中継設備(TTL固定局)があります。
NHKと民放が共同利用しているとのことです。なお、この固定局の正式名称は未確認です。

以前の訪問時には稼動済みでしたが、それを知らずに撮り逃していました。撮影した写真を再チェックしたところ、
この鉄塔が偶然に写っているコマがありましたが、今回、正式に取材してきました。


前回、2004年7月 撮影

 

東京からの電波を左側の2段のアンテナ(スペースダイバシティ方式)で受け、
次のポイントへ送信します。

2004年夏の時点では、水戸局のみ開局につき、送信側のアンテナは、
水戸向け(次の中継ポイントの加波山向け、宇都宮向けは、加波山で
分岐)のみでした。


  
南側から                  東側から                 西側から

 

  
局舎です。                 西側から見たアンテナ部です。    見上げてみました。
表札、看板はありませんでした。                          右・東京受け、左上・前橋向け、
                                              左下、加波山向け

 

  
正面です。                         少し角度を変えて撮影。真ん中のアンテナは、
                               NHK第2、奥は第1。

 

  
TTL鉄塔と第2放送のアンテナです。         別角度から見た全景です。


2007年のゴールデンウィーク前半を利用して、北関東方面へ取材に行ってきました。
当日は、新潟県内は、雨。関越トンネルを抜けると、晴れていましたが、予報では、天気が崩れるとのことで
心配していましたが、その通りになりました。群馬県内を取材後、館林から久喜へ向かう途中の東北道では、
雷雨に見舞われ、このTTL設備が取材できるか心配しましたが、午後3時半ごろには雨もやんで、薄日も
差してきました。少し、暗い仕上がりになりましたが、取材できて助かりました。


地上デジタル放送の中継局が整備されつつあります。そこで、2009年3月に中継ポイントの要である菖蒲TTL基地局に
変化があるか確認してきました。

  
左・2点は、今回2009年3月撮影。                        この画像は、2007年4月撮影。

 

  
左・2点は、今回2009年3月撮影。                        この画像は、2007年4月撮影。

 

  
2009年3月撮影。            2007年4月撮影

画像を比較すると、北方向に1基パラボラが増えています。方向と中継局の開局時期を考えると足利中継局向けの
NHK教育&東京民放用ではないかと思われます。

 

  
遠景です。                         付近は、工事中で、道路のつながりなどが3年前とは、
                               かなり変わっていました。


TTL鉄塔にさらにパラボラが追加されたとの情報があったので、2011年2月に見てきました。


 

 

 


NHKラジオ塔と朝日とのショットです。


拡大しました。

 

見上げてみました。

 


手前向きが追加されました。

この画像では、右向きです。

この画像も右向きです。

各種情報を総合すると、小川中継局向けのTTL送信アンテナが追加されたようです。

 


ところで、以前は付いていなかったUHFアンテナが2方向に向いていました。


2013年8月に、またまた訪問しました。

NHK菖蒲久喜ラジオ放送所敷地内の第1放送側・第2放送側それぞれに、新たなパラボラ鉄塔が新築されているとの情報がありましたので
見てきました。また合わせて、既存のTTL鉄塔にも変化がないかを見てきました。
(新鉄塔が何なのか現時点では不明ですが、このページに掲載します。)

まずは、以前からあるTTL鉄塔鉄塔の観察です。


この画像のこちら向き中央下のパラボラが増えています。

この画像では、右側下です。
向きからみて児玉中継局向けと思われます。

また、向こう向きの2基も増えています。こちらは、スカイツリー受け(ダイバシティ)と思われます。

 

また、上のほうにパラスタックのUHF受信アンテナが付いていました。児玉向きのように見えます。

 


先にも書きましたが、広い敷地に新たな鉄塔が2基増えていました。


TTL鉄塔横から見ました。
左・第2放送所にある新鉄塔、右奥・第1放送所にある新鉄塔。

 

拡大しました。


第2放送所側

第1放送所側。

それでは、個別に見ていきます。まずは第1放送側から。BSパラボラ局舎に並ぶように建っています。入口もBS局舎と共用です。

 


全景です。

パラボラです。

鉄塔下部と局舎です。

続いて、第2放送側の新鉄塔です。

こちらは、第2放送側の新鉄塔です。入口は野球場・テニスコート入口向かい辺りに新設です。 全景を角度を変えて3枚。

 


局舎です。逆光につき、あしからず。

 


ところで、BSパラボラ(兼新鉄塔)入口から、既存のTTL鉄塔と第2放送所内にできた新鉄塔のパラボラ方向を確認してみます。


左から、TTL鉄塔、新鉄塔、第2放送鉄塔、第2放送STLです。

 

この写真のパラボラを拡大します。


TTL鉄塔です。

新鉄塔と第二放送STLです。

 

さらに同じ場所から、望遠で撮影したものです。(左画像は、2007年4月撮影の参考画像です。)

2007年画像のこちら向き2段のパラボラは、東京タワー向きです。(スペースダイバシティ受け)
真ん中画像の右上こちら向きと一番下は、スカイツリー向きです。(スペースダイバシティ受け)

新鉄塔のこちら向きは、スカイツリー向きのように見えます。また、左向きのパラボラの向きは、TTL鉄塔には無い方向に見えます。

NHKの敷地にあるので、放送関係のものとは思いますが、一度に2基も建設するのは、いったい何なのでしょうか。(よく見ましたが、表札・銘板などは確認できませんでした。)
ネットを見て回ると、地デジ設備が増設中というものがありましたが、何を指すのか不明です。

スカイツリー受けのようにも見えますので、地上デジタルテレビの新TTL鉄塔かもしれません。そうすると、今までの鉄塔はどうなるのでしょうか。

なお、これらの考察は、すべて推測で、今のところ情報はありません。


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